CJコラム

ドラッグストアに関する世界の事情あれこれ。

町のドラッグストアは今や、私たちの日々の暮らしに欠かせない、もしかするとコンビニエンスストアよりも利用する事が多いかもしれません。医薬品だけではなく、コスメ、生活用品、飲料水からアルコール飲料、お菓子や食料品まで何でもあります。
このドラッグストア。世界ではどの様な状況なのでしょうか?今回は、そんな各国のドラックストア事情を簡単にご紹介いたします。

ドラッグストアチェーンの世界的規模感は?


ドラッグストアチェーンの世界シェア1位は、米国と欧州を中心に、世界25カ国以上で、10万以上のドラッグストアを展開し300以上の医薬品流通センターを持つウォルグリーン・ブーツ・アライアンスです。
2位と3位には、米国の「CVS/ファーマシー」を展開するCVSヘルスとライド・エイドが追い上げます。この3つのチェーンで世界シェアの50%以上を誇ります。
日本の最大手である、ツルハやマツモトキヨシは7位、8位になっています。
世界のドラッグストアの規模感をご紹介しましたが、ここからは各国の事情を簡単にご紹介しましょう。

 

アメリカ


ドラッグストア発祥の地と言われているアメリカでは、医薬品はもちろん、文房具や雑貨、日用品、食品、コスメ、衣料品などまで日本よりも幅広い品ぞろえで、「24時間営業」や「ドライブスルーの調剤薬局」などもあり、中にはフードコートまである、いかにもアメリカ的な展開をしています。

 

ヨーロッパ


ヨーロッパでは国ごとに医薬品の販売に関する法律の規制があるため、医薬品は処方箋を扱える薬局での購入が主流のようです。そのためドラッグストアは、医薬品の販売というよりも、日用品や化粧品の販売が主流になるようです。またドイツでは「コンビニエンスストア」がありませんので需要は高く、店舗数も数多くあります。

 

アジア


中国本土や韓国では、薬の販売規制が厳しく薬局以外では薬を販売することができません。そのため、日用品や化粧品などの販売が主流になります。訪日の方が日本のドラッグストアで医薬外部品の湿布や目薬などを買い付けるのは、こうした事情からなんですね。
香港や台湾のドラッグストアは、日本と同じように薬剤師が常駐して処方せんの受付なども行っています。私たちのイメージする「ドラッグストア」に一番近い存在です。

いかがでしたか?
簡単ではありますが、世界のドラッグストア事情のご紹介をしてみました。日本では当たり前でも、世界に目を向けるといろいろな事情があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。次回もお楽しみに。

 

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