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コラム

進化する英語

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_evolution_of_man-_a_popular_exposition_of_the_principal_points_of_human_ontogeny_and_phylogene_(1896)_(14594999469).jpg

 

英文コピーライターが日々目にする課題として英語の言語としての大きな変化があります。

新しい語彙が生まれると物凄いスピードで辞書に追加され、新しい言葉が古いものに取って代わられています。今や「ネット」という言葉は、釣り道具でなく、コンピュータ・ネットワークの意味で広く使われていますし、「meteor」においては、本来の隕石という意味よりも、ソフトウェア・プラットフォームの意味でGoogle検索での上位に表示されています。

インターネットの普及によって、世界中の人々が自分たちの国の「英語」で情報を発信し、それが世界中で読まれるようになりました。インド、中国をはじめとした多くの国々での英語使用が、それぞれの文化、スラング、方言、アクセントの違いから言語への大きな影響を及ぼしているのです。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:British_Empire_evolution3.gif

 

言葉の良くない使い方という意味では、英語ネイティブもノンネイティブと同様に罪があるかもしれません。それが文法を逸脱したゾッとする言葉であったとしたら…「my bad」という言葉が英語にあることを知ってしまったら、ウェブスターやシェークスピアは草場の陰で嘆くことでしょう。この言葉は70年代のアメリカのストリートスラングですが、次第に皆が使うようになり英語として通用してしまっているものです。こうした言葉を何百何千の人たちが使っている場合、何が正しく何が誤りか判断できるでしょうか?

 

Shakespeare would roll over in his grave https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Shakespeare_by_William_Blake.jpg


英語は常にスラングや異文化に影響され続けてきました。ほんの数世紀前には、多くのイギリス人がアメリカ英語に唖然としたのも事実です。しかしながら、この言葉の変化のスピードは今だかつて例を見ないものです。

イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでの正規の授業では、基礎を支えとしています。ウェブスターやオックスフォード辞書といった参考書、APスタイルブックやオックスフォード・スタイル・マニュアルは信頼性があります。

しかし、コピーライターはこうした変わり続ける実際の言葉を吟味し、流行を把握している必要があるのです。そして、前例と伝統だけに拠るのではなく、柔軟に考え、意図したマーケットのターゲットとなる読み手を満足させ、良い印象を与えてクライアントの販売促進につなげていくためのライティングに傾注していく必要があるのです。

 

参考資料

https://citrusjapan.co.jp/english_site_production/english_copy.html
https://www.google.com/search?q=meteor&oq=meteor&aqs=chrome.0.69i59l3.2759j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8
https://hapaeikaiwa.com/2016/12/22/ネイティブが「my-bad」を使って謝るとき/

 

J.M  アメリカ人コピーライター

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