CJコラム

日本国内向けのみのWebサイトでもCookie使用同意バナーは必要か?

22年4月に改正個人情報保護法が施工され、もうすぐで1年になります。

Webサイトを閲覧中に、下記のようなCookie使用同意バナーを目にする機会が増えたのではないでしょうか?

ご担当者は国内向けのみのWebサイトの場合の実装要否について、検討していると思いますが、今回は私一個人としての見解をまとめました。あくまで、チラシの裏の落書きだと思っていただくと幸いです。

 

情報としては少し古いですが、PR会社ベクトル傘下Priv Techの21年3月の調査によると、国内上場企業(2,001社)のうちCookie使用同意バナーを実施しているのは140社、7%に留まっているようです。20年の調査より2%ほど上がってはいるものの、諸外国と比べると実施率は圧倒的に低いです。

 

上記の件、詳しくは下記より参照ください。

Cookie利用同意取得、国内企業いまだ7%-改正個人情報保護法の施行迫る(2021年3月)

 

少し脇道に入りますが、今では当たり前となったWebサイト全体への「SSL」導入。当初は問い合わせフォームなど安全性を求められるページのみに導入しているケースの割合が高かったです。

思い返してみると、SSLも当時日本国内の導入率は諸外国と比べて低かったと記憶しています。

 

そう、日本国内のWebサイトに対する様々な感度は諸外国と比べると低いのです。

例に漏れず、今回取り上げているCookie使用同意バナーもこれに該当します。

 

国内の改正個人情報保護法と関連する諸外国の法律が違うから、導入率が低いのも一理あるかと思います。

ただ一つ確信を持って言えることは、今後Cookieの規制が厳しくなることはあっても、緩くなることはないだろう、ということです。

つまり、国内向けのWebサイトであってもCookie使用同意バナーは実装したほうがいいのではないでしょうか。

 

一方でそんな簡単に導入できない背景も、十分に理解できます。

「その法案に対する法的な解釈」「社内への説明」「導入と運営コスト」などなど正直、面倒だな、と。

 

最終的な導入の判断はお客様にしていただくことになりますが、我々から様々な導入事例に基づく情報提供は可能なので、お気軽に問い合わせください。

 

※法律に関する問い合わせについてはご遠慮ください。そのようなご相談はご自身の会社の法務部や弁護士先生へお願いいたします。

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