ハイフン ( – )は日頃皆さんが英語を読んでいてもよく目にする記号だと思います。
おそらくそのほとんどは、単語と単語のあいだにはさまれ、それらの意味をつなぐ役割をしているものでしょう。
数字の表記など、ルールとしてハイフンが使われるほかにも、頻繁に使われてポピュラーな表現になっているものも多いです。
いくつか例を見てみましょう。
日本人にもおなじみのもの
part-time | 非常勤の |
eco-friendly | 環境に優しい |
接頭辞や接尾辞とつなげたもの
sugar-free | 砂糖抜きの |
ex-boyfriend | 元彼 |
人の性質を表すもの
kind-hearted | 心の優しい |
well-organized | てきぱきした |
助動詞とつなげたもの
must-have | 絶対持つべき |
must-see | 必見の |
記事の見出しなどでよく使われるもの
record-breaking | 記録破りの |
state-of-the-art | 最先端の |
ハイフンでつなぐと、短くキャッチーなイメージに仕上がり、目にとまりやすいので、英語圏では好んで使われています。
一方、私たち日本人がハイフンを使った表現を考える時、自信を持って判断しづらいところがあります。
例えばメーカー様などで、自社独自の技術や商品の名称を英語に翻訳する際、いわば造語のような場合、ハイフンは入れるべきか外すべきか、とたずねられることがよくあります。
弊社のネイティブライターの基準として、ハイフンが文法ルール上必要な場合や一般的にハイフンを使うことが多い場合にのみハイフンを使用します。ライターが該当の単語や類似の表現がどのように使われているかインターネットでリサーチして、傾向をつかんでから、お客様にお伝えしています。
これまでのご相談事例では、ハイフンがなくても十分意味の通る表現であることが多く、ハイフンを入れても入れなくてもどちらでも大丈夫ですという回答になることが多かったです。
他には、英文コピーに使用したい単語が、ハイフンが入っているものと入っていないものがあるのだが、どちらを使ったら良いのだろうかというご相談も受けます。
現代は日々新しい単語が生まれていますが、最初はハイフンの入っていた表現が、広く一般的に使われるようになるとハイフンをつけない単一の単語になる傾向があります。ハイフンありなしの両方の状態が混在しているという場合、その言葉の成長の過渡期であると考えられますね。
お客様ご自身でリサーチをされるのは限界があると思いますので、弊社のネイティブライターが代わりにお引き受けすることが可能です。
ハイフンのありなし、のように一見些細に思えるようなことでも、相談に乗らせていただきますので、お気軽にシトラスジャパンにお問合せください。