翻訳会社アレこれ~Vol.29 ○○さんからのご紹介 その4 「Hさん」~
Hさんは、大手総合電機メーカーのハウス系代理店のお客様で、英文作成のご相談をよくいただいているだけではなく、重要なキーマンとして多くの案件をご紹介・お引き合わせをいただいている大恩人です。
お付き合いのきっかけとなったお仕事が何だったか、もう定かではありませんが、最初のころは当社の英文制作の方針や進め方などにおいて、恐らくこれまでお付き合いされてきた翻訳会社とは全く違う当方のスタイルに戸惑われていたようでしたが、Hさん自身が英語を理解できる数少ないご担当者ということもあり、親会社である総合電機メーカー様がITCを中心とした海外戦略に向けて大きく舵を切るなかで、圧倒的な英語力を有する委託先として、当社を重要なパートナーと位置付け認めていただいた「違いをご理解いただけている」お客様です。
Hさんの仕事ぶりは実直かつ丁寧、オリエンでの説明は簡潔で分りやすく、よく要件に至る背景や想いのたけを長く述べられたうえで、実際の依頼とだんだん矛盾してきて、結果、何をすれば良いのかよくわからない打合せも多いなかで、最後にキッチリと依頼内容をまとめてくれるHさんは大変に心強い存在です。日頃より親会社の高い理想や目標を良く理解し、それに応えようと日々奮闘されている姿は、私たちも見習うべきことが数多くあります。
そのひとつの例として、昔よくオフィスにお邪魔してHさんのお席のすぐ横の小スペースで打合せしているときに、何気なく見に入るデスクの壁に大きく貼ってあった英文のことわざです。
“Never put off till tomorrow what you can do today .”
「今日できることを明日に延ばすな」
私も社会人になってまだ数年のころ、今すぐにやった方がいいとはわかっていても、やる事が多すぎて、さてどこから手を付けたものか、そうしているうちに、やる気が続かなくなったり、そんな時の戒めとしていた、もう忘れかけていた言葉です。
「う~ん、なかなかに気合が入っていらっしゃる」こんな座右の銘を前に日々精進されている方には、ちょっとやそっとお目にかかれるものではありません。まして、そんなHさんだけに、私たちから信頼を裏切るようなものを提供することは決して許されることではありません。
品質向上に向けて私共も益々精進してまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
余談ですが、上記英文のことわざ、今の「働き方改革」時代ではこちらなのかもしれませんね。。
“Never do today what you can put off till tomorrow.”
「明日に延ばせることを今日するな」