CJ Column

コラム

英語翻訳にこだわって失敗する例~多言語翻訳展開その2 ~

英語から多言語翻訳の話に進む前に、
英語ベースの翻訳にこだわり過ぎてうまくいかない事例について少し触れておきます。

昨今、翻訳需要が多い国内でのインバウンド需要で発生する翻訳です。


日本食をはじめ日本の歴史や建造物、名勝etc... 日本の文化・習慣・生活様式・日本人的思考に根付く文章の翻訳。
日本食や日本文化は海外にも紹介されており、英語の書籍なども出版されていて誰もが知っているのではと思いがちです。
しかし、英語から第三言語へと翻訳する「第三言語のネイティブスタッフが認知しているもの。」とは考えないほうが無難と言えます。

日本食の紹介でよく目にする言葉に「懐石料理」と「会席料理」があります。
英語で「Kaiseki」などと翻訳すると、英語から次の言語に翻訳されるときにどちらの「カイセキ」料理か分からなくなってしまいます。
また、それを避けようと長い説明を加えた翻訳となった場合、今度は内容がよくわからない翻訳や誤訳を容易に生み出すことになってしまいます。

日本に関心を寄せて旅行に来る訪日外国人向けに、日本文化への一定の予備知識をベースにした日英翻訳は、外国人旅行客や日本文化のファンには何も問題がないと思いますが、英語から多言語展開していく際(例えば、英語→欧州言語等)には、欧州地域で翻訳されることも多々あり、日本文化とは無縁の翻訳者が手掛けることになるのです。つまり、「分野違い」が生じるということです。多言語翻訳としては、避けたいスタッフィングです。

その結果として生じてくるのが、ちょっと違うと感じてしまう英語の直訳、長々説明を加えて逆に分かりにくい翻訳、誤訳等です。
多言語翻訳において英語を基軸言語に置くことは便利で有益な反面、地域的、文化的内容への言及がある場合には注意が必要です。こうした内容の場合には基軸言語を日本語にすることも選択肢のひとつかもしれません。

 

ともあれ、多言語翻訳には、基軸言語が重要で、ここを押さえることが基本となります。
次回は、この「基軸言語を英語にすること」をテーマに書きます。お楽しみに。

Y.Y   コーディネーター

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