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CMSで危険なプラグインを見分けるために、どういう点に気をつけるべきですか?
CMS(コンテンツ管理システム)を用いてWebサイトを構築するためにプラグインは必要不可欠ですが、セキュリティやサイトの安定性に直結するため、注意が必要です。
いわゆる危険なプラグインには、いくつか共通する特徴があります。以下に、代表的な危険プラグインの特徴を挙げて説明します。
- 更新が止まっているプラグイン
開発者によるサポートやセキュリティ更新が数か月〜数年以上行われていないプラグインは、脆弱性を放置している可能性が高く、悪用されやすくなります。特にWordPressのような普及率の高いCMSでは、古いコードが攻撃の入口になりやすいため要注意です。 - 開発元が不明または信頼性が低い
開発元の情報が明示されていなかったり、レビューや導入実績がほとんどないプラグインは、安全性を確認する手段が乏しいためリスクがあります。また、個人が趣味で作成したようなものや、公式リポジトリ外からダウンロードするプラグインも危険性が高まります。 - 不必要に多くの権限を要求する
必要以上にCMSやサーバーの操作権限を要求するプラグインは、悪意を持っているか、コードの品質が低く不具合を起こす可能性があります。たとえば、ファイルの書き換えや外部通信を行う処理を含む場合、悪用されるとサイトが改ざんされたり、マルウェアを仕込まれる危険があります。 - ユーザーレビューや評価が極端に低い
ユーザーから「バグが多い」「動作が不安定」「不審な挙動をする」といった評価が集まっているプラグインは、導入を避けるべきです。レビューが少なすぎるものも同様に注意が必要です。 - 広告表示や不審な外部リンクを含む
意図しない広告を表示したり、サイト外の不審なドメインにトラフィックを誘導するような機能を持つプラグインは、ユーザーの信頼を損ねるだけでなく、SEOにも悪影響を及ぼします。
このような特徴を持つプラグインは、見た目上は便利に見えても裏で危険な動作をしている可能性があります。
CMSのセキュリティを守るためには、常に公式リポジトリから信頼性のあるプラグインを選び、インストール前にレビューや更新履歴をよく確認することが重要です。
また、使用しなくなったプラグインは速やかに無効化・削除することも、安全な運用に欠かせません。