前編に続く後編は、残りの6~1位を発表いたします。
前編と同様あくまで、私個人の備忘録としてまとめておりますので、ご留意くださいませ。
6位 グリーン水素
再生可能エネルギー由来の電力を利用して水を電気分解して生成される水素を指します。他に、ブルー水素、グレー水素などがございますが、水素生成の過程で(二酸化炭素を排出しているかなど)分類し、区別しています。
取り組んでいる主な国内企業:旭化成、三菱重工、川崎重工業、日本触媒
5位 バイオインフォマティクス(生命情報科学)
生物が持っているさまざまな情報を計算機で解析する分野です。生命科学と情報科学の融合分野、ゲノム解析や遺伝子ネットワークの解明、たんぱく質の構造解析などが行われています。
取り組んでいる主な国内企業:理化学研究所、東京大学、 NPOバイオインフォマティクス・ジャパン、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、他
4位 AI活用のセンサー
自動運転にも活用されておりますが、その他にも製造業の品質チェックに使用、流通・小売では、購買行動の分析から売れ筋商品の需要予測を行っています。農業は、ドローンに搭載されたセンサーで、害虫被害の早期発見と農薬散布、収穫時期の予測に役立てています。
取り組んでいる主な国内企業:キーエンス、ソニー、大塚商会、トプコン、他
3位🥉 プラスチックのリサイクル技術
大手消費財メーカーはリサイクル率を高め、廃棄物をより付加価値の高い製品に転換できる技術イノベーションへ取り組んでおります。過去10年間に設立されたスタートアップ企業のみでも、本件の調査会社によるとリサイクル技術開発を手がけるスタートアップは155社にのぼる模様です。
取り組んでいる主な国内企業:旭化成、カネカ、住友化学、NUC、日本ポリエステル、他
2位🥈 自然言語処理(NLP)
音声アシスタント、機械翻訳、チャットボットなどのサービスを支えるものです。特許数だけでも過去5年間で年平均44%増加している模様です。現在、年間3,000を超える特許が申請されています。
取り組んでいる主な国内企業:大塚商会、住友電工情報システム、日本サード・パーティ、Vareal、他
1位🥇 自動運転車(自動走行車)
国内では2020年4月に、道路交通法と道路運送車両法の改正で自動運転レベル3が解禁されました。自動運転レベル3とは、「条件付きの自動運転化」を指します。国外に目を向けると自動運転レベル4(限定エリア内で運転手が不要)グーグル系の米ウェイモ2020年10月にはセーフティドライバーなしでのサービス提供も一般向けに一部で開始しております。
取り組んでいる主な国内企業:トヨタ、ホンダ、日産、いすゞ、他
1位は目新しくはありませんでしたが、自動運転のすべてのレベルで安全性向上と効率化への取り組みが行われている模様です。最終的なレベル5(完全自動運転)に到着するには、法整備やインフラの整備が必要にはなりますが、欧州・中国では2030年代に実現に向けて動いています。
最先端技術の進捗は目まぐるしいほど早いですが、Web業界においても同様なことが言えると思います。今主流の技術が、今この瞬間にもとって変わるものが開発されているかもしれません。
我々としては置いていかれないよう、日々情報収集し皆様へのお力添えができるようにして参りたいと思います。