Webデザインのトレンドの変化にともなって、フォームのデザインも昔では考えられなかった斬新なデザインが増えてきたように思います。ユーザーの入力ストレスを減らすための最適化はもはや常識とも言えますが、それ以外にもいろいろな工夫を凝らしている個性的なフォームを探してみました。
サイズが大きい!
とくに海外のサイトで、フォームの文字が大きく、インパクトのあるものをよく見かけます。
https://chloedigital.com/contact/
お問い合わせフォームだけでなく、サイト内検索も巨大化のトレンドがあるようですが、今回調べたうちのほとんどはそのまま検索フォームを置かず、「まず虫眼鏡アイコンだけを見せておく」→「クリックしたら大きいフォームが出現」という動きが多く見られました。また、検索のアイコンを押すとコンテンツが覆われて、フォームの入力だけに集中できるつくりになっているサイトが多いです。
https://developer.spotify.com/
虫眼鏡アイコンで示されているときの存在感はそこまでないものの、検索しようとすると画面幅いっぱいに大きくフォームが表示されます。
項目を少しずつ分割して表示
入力項目が複数ある場合、少数に分けて段階的に入力をさせるサイトも増えました。
http://arhue.com/get-started/
最初からすべての入力項目を見せてしまうとうんざりしてしまいますが、少しづつ表示されると、入力が簡単そうに見えますねまた、1ページごとに入力した内容のチェックが行われると、修正も楽です。
こちらのページでは、最後の確認画面上で内容の修正も行えるのが便利だと思いました。
こちらも項目を少しずつ表示しており、さらに質問文やボタンもかなり大きいです!最初に選択式のラジオボタンを設置することで入力のハードルを下げています。お問い合わせではなくゲームをしているかのような楽しさがあるフォームです。
ストーリー風のフォーム
相手から質問されているような会話風のフォームは、頭の中に入力内容がスムーズに浮かんできますね!
こちらのフォームで私がもうひとつお気に入りの点は、入力が終わるとボタンの形が変化するところ。入力中、視覚的な手助けになるのももちろんですが、個人的には達成感があって嬉しいです。
https://airnauts.com/
こちらはチャット風のお問い合わせフォーム。「お問い合わせしよう」と変に身構えず、気軽にお問い合わせができそうです。最初からすべての質問が見えないところも簡単そうに見えていいですね。
フォームはお問い合わせや申し込み、会員登録など、サイトのコンバージョンに直結する部分です。多くのサイトで、お問い合わせ数・会員獲得数が重要な指標となっているのではないでしょうか。コンバージョン数アップのためにも、ユーザーにとって心理的ハードルの低いフォームづくりを心がけたいですね。