CJコラム

本当の意味でのローカライズとは?~Google翻訳では出来ないこと~

Webサイトのローカライズは、日本語のサイトを翻訳するのが一般的です。
しかし、本当の意味でのローカライズは、それぞれの言語のターゲットユーザーに合わせて必要なコンテンツを作成することです。
以前、当社で手がけた、高級賃貸マンション英語サイト制作の一例を紹介させていただきます。

まず日本では知らない人はいないだろうという有名な大手不動産会社ですが、海外での知名度は日本ほどありません。
そのため、その会社が日本を代表する不動産会社であり、どのくらい信頼できるのかということを、数値で紹介するページを作成しました。

 また、そのマンション周辺に英語を使えるお店や施設がどのくらいあって、ネイティブが安心して暮らすことが出来るのかというのも海外から移住してくる外国人には重要なポイントです。
そのため、弊社のライターが周辺のお店の言語対応状況を調べ、英語を使える周囲の生活の環境を紹介するページも作成しました。

 トップページでは日本時間を表示し、さらにその時間に応じてメインビジュアルが昼のイメージから夜のイメージに自動的に変わるように設定、海外からWebサイトを見に来たときに、実際の時差を感じて、遠くにある日本を身近に感じてもらえるような工夫をしました。

 海外から転勤などで一時的に日本に住む、富裕層のユーザーに対して、その気持になってコンテンツを構築する、
それが本当の意味でのローカライズと言えるのではないでしょうか。

日本語のサイトをGoogle翻訳にかけて一安心と思っていると、ネイティブには全然響いていないWebサイトになっているかもしれませんよ。


 

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