CJコラム

Facebookで多言語投稿する際のポイント

以前、Facebookで多言語投稿する方法を紹介しましたが、今回は投稿に際して気をつける点について紹介させていただきます。


1.記事の内容が海外の人にとって有効なのか

日本語でしか対応できないサービスやイベントは、海外の人に向けて発信しても意味がありません。
ただし、日本独特で特徴のあるサービスやイベントなどは、その内容だけでも海外の人に楽しんでもらえるケースもあります。
単純に英訳するのではなく、必要に応じて説明文を付け加えるなど、海外の人の目線で多言語記事を作成しましょう。

2.商品名やサービス名が多言語化されているか

商品名やサービス名が多言語化されていない場合は、発信する言語で作成する必要があります。
ただ、投稿のためだけに多言語の商品名やサービス名を作るのは大変ですので、ローマ字で表記し、内容が分かる注釈を入れるのが一般的な方法です。
また、商標登録が日本語のみの場合は®マークをつけられない、などの注意も必要です。

3.地方名や都市名など海外の人には分からない場合がある

地方名や都道府県、都市名など日本ではよく知られているものでも、海外の人はほぼ知らないと考えた方がいいでしょう。
東京から新幹線で◯時間、年間平均気温◯度の温かい◯◯市、など主要都市からの距離感や気温などでその場所をイメージをしてもらうのも1つの方法です。

4.肩書き、職業などは海外では分からない場合がある

歌舞伎役者や相撲の行司の名前などは、代々引き継がれ、その名前が地位を表します。
そのような日本では当たり前に捉えられている事も、海外の人には説明が必要です。
海女さん、巫女さん、華道家元など、理解してもらうのが大変な職種もあります。
Facebookは文字数が増えるとリーチが減る傾向がありますので、職業の説明で文字数を増やすよりも名前や肩書きを省略した方がリーチも増えて、内容もしっかり伝わる場合があります。

5.リンク先が多言語に対応しているか

ウェブサイトなどへのリンクがある場合は多言語翻訳されているページがあるか、調べましょう。
もし多言語のページが無く、日本語のみの場合は(Japanese language only)などの記述が必要です。

 

6.見て欲しい地域の時間を考慮しているか

日本時間の夕方(18時)に投稿すると、ロスアンゼルスなどは真夜中(0時あるいは1時)です。
Facebookはユーザーの反応の良い時間に投稿するのがセオリーですので、場合によっては1記事の多言語投稿ではなく、日本語と多言語で記事を分けて、別の時間に予約投稿するなどの配慮が必要ですね。

 

7.中国ではFacebookが見られない

中国のグレートファイアウォールによって、Facebookはアクセスできない事は有名です。
ただし同じ中国語圏でも、台湾や香港ではFacebookの利用率が高いので、中国語で投稿するなら繁体字での投稿が有効ですね。
また台湾は日本の事をよく知っている人も多いので、マイナーな話題でも以外と受けるかもしれません。

関連記事:訪日ビジネスを考える 訪日台湾人を知る (2)~日本人より日本を知っているかも?~

 

 

まとめ

いろいろと書かせてもらいましたが、海外のユーザーの目線に立って記事を編集するというのが基本ですね。
シトラスジャパンでは、アメリカ、中国、香港の出身スタッフが在籍していますので、多言語でお困りの事があればお気軽にお問い合わせください。

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