CJコラム

多言語SNSで世界へ発信~Facebookで多言語投稿する方法とポイント~

Facebook 月間利用者数が20億人突破

世界中で利用されているFacebook。特に先進国での普及率が高いと言われています。
グローバルに情報を展開するには無視できないSNSで、大手企業もFacebookを運用している会社を多く見かけますね。
https://ja.newsroom.fb.com/news/2017/06/two-billion-people-coming-together-on-facebook/

Facebookは多言語で投稿することができます。

Facebookは1記事を多言語で投稿することができます。
2言語分の原稿を入れておくと、ユーザーの環境によって自動的に表示される言語を切り替えてくれます。
その方法を少し紹介してみたいと思います。

 

1.Facebookの管理者権限でログインし「設定」をクリックします。


2.「複数の言語で投稿」の「編集する」をクリックします。


3.「このページの管理者による複数の言語での投稿の作成を許可する」にチェックを入れ、「変更を保存」をクリックします。


4.これで複数の言語での投稿ができるようになりました。


5.まず日本語で原稿を入力します。
 いままで無かった「他の言語で投稿する」というリンクテキストが表示されていると思いますので、これをクリックします。


6.プルダウンで言語を選択します。
  英語の場合は一番下の方にありますので、スクロールして選択します。


7.選択するとFacebookで自動翻訳してくれます。



・・・・が、そのまま使わないことをおすすめします!理由は、以下で紹介しますね。

Facebook自動翻訳のレベルはベータ版程度?

Facebookの自動翻訳ですが、Google翻訳のレベルまでは届かず、その他の自動翻訳サービスとくらべてもやや落ちるくらいのレベルです。

海外ユーザーの視点に立ち、直訳はやめましょう。

日本人が普通に使う言葉や表現でも、海外から見ると理解出来ないものが良くあります。
一例ですが、「全国を巡回しているイベントが、いよいよ北海道上陸!」などは日本をよく知らない海外の人からみると、「上陸」の意味が分かりません。
また、日本で有名な人物や会社も海外では知られていない事が多いので、分かっている事を前提とした表現も避ける必要があります。

リンク先は英語ですか?

紹介したい記事のURLも、もし英語版があったらそちらに変更する必要があります。日本語の記事しか無い場合は(Japanese language only)など注釈を入れる方が親切です。

画像のキャプション変更されません。

画像をアルバム形式で投稿すると説明文が入れられますが、ここは多言語には変更してくれないので、日本語と他の言語で併記しておく必要があります。

動画の投稿の場合も変更されません。

動画も言語によっては切り替わりません。日本語の動画の場合は、字幕を入れるなど配慮する必要があります。
日本語と他の言語で、そもそも動画ファイルが違うという場合は、それぞれ投稿を分ける必要があります。

ネイティブにチェックさせる必要があります。

上記のようないろいろな問題について、日本人では気が付かないことも多くありますので、投稿原稿や画像、動画については事前に該当言語のネイティブスピーカーにチェックしてもらうのが一番安全ですね。

 

世界中で20億人の人が使っているFacebook。
うまく使えば世界中の人との接点となり、宣伝効果は絶大ですが、逆に変な投稿をしてしまって「くすっ」と笑われるようなことがないように、十分注意が必要ですね。

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