コミュニケーションという行為には、文化によって話している人に対する態度が違うことがあります。人同士が顔をあわせてコミュニケーションをとる時は、話すのはもちろん、体の姿勢、顔の表情、そして手の振り方等を通じて色々なメッセージを伝えます。
例えば日本では、話している人の話を聞いているよの合図として、聞きながら「頷くこと」によって尊敬を示します。但し西洋人は頷くより、「目をあわせながら」聞くのが重視されています。今回は、それぞれの国の手振りの違いについて話したいと思います。コーポレートウエブサイトに載せる自分の写真を決める時等、いくつか重視しないといけないところがあります。
招く合図
日本では、招く合図を考えると、間違いなく「招き猫」が浮かびますね。手のひらを床に向けて、指をあわせて動かせる手振り。
西洋では「どいて!」という意味で捉えてしまいます。西洋での「こっちおいで!」は、写真のように(手のひらが空を向いていて)表します。
Vサイン
元々Victory(勝利)の頭文字を表すように用いられる手振りですが、日本をはじめ多くの国では、単純に写真に撮られている時に無意識に近い状態で使われています。ですが、手の向きによって、侮辱に捕らえられる可能性があるということは、ご存知ですか。イギリスでは手のひらを自分の方に向けながらVサインをすると、相手は敵対視されていると捉えます。
小指を立てる
日本では小指を立てると、彼女か奥さんのことを表すのは、誰でも知っていますね。ですが、フランスでは小指を立てると、「あなたががりがりに痩せています」という意味を表します。また、中国では「あなたは私に劣る」という意味を表すようです。
みなさん、いかがでしたか。ウエブサイトに写真を載せる時にも、外国のお客様とやり取りをする時等にも、失礼のないように心掛け、気を付けましょう。