CJコラム

多言語併記でのパンフレット制作における、3つのポイント

インバウンド需要の高まりで皆さんも販促資材で多言語併記のパンフレットやチラシの制作をしなくてはならない機会が増えている事と思います。今回は、多言語併記の販促資材を作成する時のポイントや注意点のあれこれをご紹介します。

レイアウトのスペースは大丈夫ですか?

多言語併記のパンフでは言語ごとにパンフレットやチラシを制作する場合と異なり各言語の文字の分量にレイアウトのスペースが大きく取られてしまいます。ビジュアルやデザイン部分のスペースが多すぎると各言語のコピーが収まりきらなくなってしまいます。
文字のフォントサイズを小さくしたり、長体フォントを使用するなどの対応方法がありますが、やりすぎてしてしまうと文字の可読性が低下してしまいます。予め複数の言語が入るスペースを考慮したデザイン/レイアウト作業を心がけてください。

各言語の文字量のバランスを考慮しよう。

多言語を併記する際に注意する事は、日本語の原稿からの翻訳文字数の分量の違いです。
英語に翻訳する場合は文字スペース量が長くなる傾向があります中国語などは場合によっては日本語よりも文字数が少なくなることもあります。それぞれの文字量があまりにも違いがある場合は、レイアウトのスペースに影響がでますし、見た目のバランスも悪くなります。各言語の翻訳内容とレイアウトスペースが、翻訳作業の段階から留意してください。

出来る限りフォントは揃えよう。

多言語併記の資材では各言語の文字フォントの可能な限りスタイルをそろえるようにしましょう。
一般的に多言語表記のパンフは英語・中国語(繁体字と簡体字)・韓国語が主流だと思います。(最近はベトナム語やタイ語などもありますが・・・・。)
以前はこういった言語のフォント文字のバリエーションはあまり多くはなかったのですが、今は、各言語共通のフォントファミリーで使用できるものが増えています。
共通のフォントを使用すると見た目のデザインの印象が統一され、より見やすいものが制作できます。
またillustratorデータからPDFデータへの変換作業や印刷時の入稿作業の際にスムーズに対応できます。

 

以上、多言語併記の資材を作るときのポイントを簡単にまとめてみました。
ご参考にしてみてください。

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