インバウンド観光の活況は続いており、東京ではあらゆるところが外国人旅行者でにぎわっています。
スマートフォンをしきりに操作している彼らにとってオンラインで入手できる情報は欠かせないでしょう。
人気の食事や観光地などに詳しい個人がSNSで挙げている情報も大いに役に立つと思いますが、滞在しているホテルの周辺を散策する際などに、一度は公的な機関のウェブサイトをチェックすることがあるのではないでしょうか。
今回、東京都の23区の観光協会が運営している外国人観光者向けの英語サイトを当社のアメリカ人コピーライターが旅行者目線で訪問してみました。そのうち、特に印象に残ったサイトを紹介します。
- 世田谷まちなか観光交流協会 https://www.kanko-setagaya.jp.e.adz.hp.transer.com/
メインビジュアル(トップページの一番上に配置されている画像)をはじめ全体的に画像のサイズが大きく、写っているものも興味をそそられるもので、うまくデザインされています。各セクションは大きめなタイトルで識別しやすく、文章量も多くないので見やすく、クリックしたくなります。掲載されているコンテンツもさまざまで西洋人が興味を引かれるものがたくさんあります。 “Enjoy! SETAGAYA”と言うメッセージのとおり楽しくサイト内を回遊することができます。
- 千代田区観光協会 https://visit-chiyoda.tokyo/en/
トップページには各コンテンツが整然と配置されており、セクション間の余白も十分に取られていて、とても見やすいです。
メインビジュアルは大きく印象的で、その他の種類豊富な画像も十分な大きさがあります。ユーザーは迷うことなく見たい内容にアクセスでき、ストレスなく利用できると思います。
- 文京区観光協会 https://b-kanko.jp/
トップページに各コンテンツが十分な余白を取ってレイアウトされていて、とても見やすいです。
メインビジュアルは大きくカラフルで、季節の美しい花や歴史を感じさせる寺社の画像などが特徴的にあしらわれていて印象に残ります。トップページの上部に検索フィルタがありますし、こちらもユーザーは迷うことなく見たい内容にアクセスでき、ストレスなく利用できると思います。
いかがでしたか?
英語サイトを作るとなると文章の英訳が大変だと真っ先に思われるかもしれないですが、今回、ネイティブのライターが取り上げたサイトは、第一に、西洋の英語圏のユーザーに魅力的に映るデザイン(画像含め)とレイアウトを使用していることが分かります。ユーザーの立場から見てみると、見たいと思える内容にすぐにたどり着けるような設計が、気分よくサイト体験をしてもらうポイントではないでしょうか。
まずは、魅力的なビジュアルやレイアウトを使って、ユーザーが回遊したくなる好ましい第一印象を与える。
そして、各コンテンツを迷うことなく見つけて選ぶことができるように整理し、クリックした先には正確な内容が記載されている。このようなことが達成されていれば、文章量は最低限で構わないのではないかと思います。
そうなると、コンテンツのタイトルや説明文、カテゴリ分け、ナビゲーションの英訳などはユーザーを迷わすことなくすぐに理解できるものが必要ですし、コピーはビジュアルを引き立てるような素敵な英語に仕上げることが、サイトの魅力と使いやすさのカギを握ると思います。
これから英語サイトを作ろうかと思っているインバウンド関係者の方、ぜひシトラスジャパンにご相談ください。