CJコラム

翻訳費用はどう計算するの?


翻訳を発注するときに、複数の翻訳会社に見積もりを取って比較する方が多いと思いますが、そもそも翻訳の費用はどのように算出されるのでしょうか。

 

方法は翻訳会社によりさまざまですが、わかりやすいのが

日本語から英語に翻訳  日本語1文字当たり〇〇円
英語から日本語に翻訳  1単語(ワード)あたり△△円

と、文字やワード数に固定の単価を掛け算する方法です。

 

この場合、見積もり依頼時に翻訳したい文字数を伝える必要があります。
文字数を確認するには、Wordの文字カウント機能を使うのがおすすめです。

 

翻訳の原稿がExcelやPowerPointなどの場合、翻訳対象となるテキストを全選択、コピーして白紙のWordに貼りつけます。ページ下部のバーの左にあるXX単語(XXは数値が入る)という表示をクリックすると、下のようなウィンドウが現れます。

日本語の場合は 文字数(スペースを含めない)の数字を見ます。
この例では、2,362文字となります。

英語から日本語への翻訳の場合は、単語数の数字を見ます。
この例では、1,374ワードとなります。

文書のある部分の文字数を知りたいときは、該当する文字列をドラッグして影をつけた状態で、文字カウントのウィンドウを出すと、選択した部分だけの文字数を確認することができます。
これを翻訳会社に伝えれば、見積もり金額を出してもらえます。


ただ、見積もり時点では、文字数がはっきりわからないというケースもあります。
元となる原稿が作成中で、まだ完成していないなど、よくあることです。

概算の文字数を伝えて出してもらうこともできますが、
A4用紙1枚当たりに文字数、ワード数を設定して、用紙何枚分あるかという数え方で算定する方法を取る場合があります。
シトラスジャパンはこの方法を取っており、日本語原稿の場合、A4用紙1枚に300字として見積もりします。0.5枚単位で数えていくため、最大150字程度の幅を持たせた費用算出となります。

文字以外に画像やフレームなどのデザインがされているウェブサイトのページなど、ページごとに分量の多寡が予測される場合や、正味の文字数が出しづらい場合などで、平均して1ページこのくらいだろうと見積もった費用を出すことができます。

最近は翻訳案件も多様化しており、見積もりの精査が簡単ではない件も多いですが、それはまた次回お話しします。

 

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