デバイス統計調査、いったい何が本当の情報なの?
インターネットとは、便利なもので調べたいものを入力するだけで、瞬時に答えが返ってきます。そんな中でも、「統計データ」は重宝しているのではないでしょうか?今回は、そんな便利な統計データに潜む問題点を明らかにしようと思います。
日本のインターネット利用者のデバイス(パソコンorスマホ)割合について、調べました。
以下3箇所から統計データを引用し、まとめています。
・Stactcounter
・LINEの定点調査
・総務省 情報通信白書
これだけスマホが普及しているので、スマホ(円グラフ青色)が優先かと思いきや、そうでもないことが分かります。
しかし、統計数値がばらばらで、どれが正しい情報なのか混乱してしまいますよね。
総務省だし、一番正しいのかな?と思いがちかもしれませんが、実はどの情報も正しいのです。
では、なぜこんなにも統計データに違いがあるのでしょうか?
答えは、それぞれ統計方法が異なるからです。以下の表にて、それぞれの統計方法をまとめ、比較しやすくしてみました。
StatCounterだけ少し特殊で、全世界で提携した200万以上のウェブサイトから、毎月送信される150億以上(内、国内は上記記載の通り)のページビューを収集・集計・解析して作られています。
この表のように、求めている情報が、新しいのか古いのか、対象地域・調査機関・人数・年齢など、調査方法の違いによって集まってくる情報の性質が変わってきます。
なので、できるだけ近いサンプルを持ったデータを選ぶ目が必要となるということです。便利な統計データですが、しっかり見極めて有効活用したいものですね。
出典
StatCounter Global Stats http://gs.statcounter.com/
【LINE】〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2017年上期)https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1819
総務省 情報通信白書平成29年版 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/h29.html