CJコラム

日本文化の魅力を海外に!デザインが優れた神社仏閣の英語、多言語Webサイト

日本政府観光局(JNTO)によると、2018年の訪日外国人の累計は、史上初の3000万人をこえ節目の年になったそうです。2020年にむけてますます増えていくことが予想されますね。実際に街を歩いていても外国人の方を見かけることが多くなり、数字上で見るよりも、肌で感じて実感している方も多いのではないでしょうか。特に観光地、神社仏閣にはより多くの方が来られており、外国人の方を見かけない方が珍しくなっております。

日本人でも参拝の作法などは、なんとなくしか分かっていない人が多い中、きちんと参拝をされている外国人の方を見ると、ハッとすることがあります。日本に興味を持ち、日本に訪れてくれる海外の方々に、目に見えるものだけでなく、心で感じるものまで共有できるように考え、伝える。Webサイトが出来ることの重要性を強く感じます。

海外に向けた神社仏閣のWebサイトには、単なる情報提供だけでなく、それぞれがもつ日本らしさや伝統、文化を魅力的に伝え、海外の方に行きたいと思われるようなWebサイトづくりが求めらるでしょう。今回は、その中でもデザインが優れた神社仏閣のWebサイトをいくつかご紹介します。

 


via https://www.kiyomizudera.or.jp/en/
清水寺の英語版Webサイト。日本語、英語共にデザインが素敵なサイトですね。日本語と英語でデザインも変えられており、英語版のメインビジュアルの動画は美しくつい引き込まれてしまします。外国人の方が体験する姿を描いたTour紹介の動画など「行ってみたい」と思われるような魅力いっぱいなサイトになっています。

 


via http://www.isejingu.or.jp/en/index.html
伊勢神宮のWebサイト。日本語の他、英語、中国繁体字で展開しています。日本語サイトを基本としていますが、英語、中国繁体字では Topページがシンプルな動線になっています。質の高い写真や動画を使い、参拝の作法などまで分かりやすく説明されています。



via http://www.sumiyoshitaisha.net/en/
住吉神社のWebサイト。こちらも英語、中国繁体字で展開されています。日本語のメインビジュアルは動画ですが、英語、中国繁体字のメインビジュアルは静止画ながら動画に負けない素敵な画像と、縦書きのロゴが効いている絶妙なレイアウトで魅せています。コンテンツも必要な情報に絞りコンパクトにまとめられています。

 


via  https://www.tokozenji.or.jp/english
白山 東光禅寺のWebサイト。日本語と英語の展開、両方共1ページ構成のサイトです。こちらも英語版は必要な情報に絞られ、それに合わせてレイアウトも微妙に変えられています。黒を基調とした神秘的なビジュアルとコントラストの高いデザインは外国人に好まれるのではないでしょうか。



via http://nisonin.jp/?lang=en
二尊院のWebサイト。こちらも日本語と英語の展開です。日本語、英語ともほぼ同じコンテンツですが、どちらでもレイアウトに遜色がない素敵なデザインになっています。画面遷移の演出、質の高い画像や環境音だけの動画などは、一度自分の目で見てみたいと思わせてくれます。

 

国内、海外両方に向けられたWebサイトが多いので日本人の方が見ても行ってみたいと思わせられますよね。でも、これから訪日外国人の方が増えることで、清水寺のように日本語版とは別の海外の方に向けたコンテンツの需要が増えてくるのではないでしょうか。伝統、文化を知っていただき、日本人の心まできちんと共有することで、訪れるかたも、迎える方も気持ちよく接することができるとよいですね。

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