2018年のWebデザインのトレンドとして取り上げらている「Duotone デュオトーン」。
「Duotone デュオトーン」と聞いてもどんなものなのか、言葉だけではイメージできない方も多いかと思いますので、まずはご覧ください。
なるほど、見たことあると思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。では、このデュオトーン。なぜ最近注目されているのでしょうか。
「Duotone デュオトーン」とは、読んで字の如く、写真などを2色の色相だけで表現する表現手法のこと。
ダブルトーンとも言われるこの表現は、元の写真よりも斬新でインパクトのある表現ができることから、音楽業界、ファッション業界のポスターやCD・レコードジャケット等で古くから使われていました。Webデザインにおいては、以前は海外のWebサイトでたまに見かけることがある程度でしたが、ここ数年、写真の加工が簡単にできるようになったことや、CSSでも表現が可能になったこと、また、音楽のサブスクリプションサービスである「Spotify」が使用したことで注目され、再燃しはじめていることから、Webデザインのトレンドとして取り上げられることが増えているようです、
主に海外のWebサイトで多く見られるようになったデュオトーン。基本は静止画ですが、動きのあるものと組み合わせるなどWebデザインならではの手法を取り入れたものも出てきているようです。デュオトーンをうまく取り入れたWebサイトをいくつかご紹介します。
デュオトーンで作られた様々な画像がパパパっとすばやく切り替わります。キーカラーのブルーのトーンがクールな印象を与えています。
via https://tq.co/?ref=land-book.com
画像だけではなくサイト全体がデュオトーンで構成されています。Topページで使われているのは静止画ではなくシネマグラフになっています。さりげない動きがなんともおしゃれですね。
動画と組み合わせたデュオトーン。下部にデュオトーンではなくシングルトーンになっている箇所があり対比で見られるのが面白いです。
デュオトーンは、その斬新さや、インパクトの強さから、かっこいいけど、なかなか取り入れることは難しいと感じられる方も多いと思いますが、今では、手軽に画像をデュオトーン加工できるウェブサービスもあるようです。あまり悩まずにまず試してみてはいかがでしょうか。使い方によっては「意外といけるかも」となるかもしれませんよ。