以前、2018年3月27日に投稿した「モバイル向けサイトから情報を省くと危ない理由」で紹介した、モバイルファーストインデックス（MFI：Mobile First Indexing）への移行を開始したことが、Googleから発表されました。
MFIとはGoogle検索において、今までPC向けページがインデックス対象になっていたところを、モバイル向けページをインデックスの対象に変更するというものです。もしあなたのサイトが、PCとモバイルで別のURLを使用している場合や、内容が異なるコンテンツを提供している場合は、MFIの影響を受けるでしょう。
では、モバイル向けに以前ご紹介したAMP（https://citrusjapan.co.jp/column/cj-column/w003_201712.html）を用意していた場合はどこがインデックス対象となるのでしょうか。
もしPC向けページ、モバイル向けページ、モバイル向けAMPページを用意していた場合、MFIではモバイル向けページがインデックスされます。非AMPページが優先してインデックスされるのです。容量などの関係上、AMPページに入れていないコンテンツがあったとしても、モバイル向けページにコンテンツがあればインデックスされるということになります。
もっとも、Googleは2018年2月よりAMPページと元のページ内容が一致することを求めており、コンテンツが欠けていた場合はAMPページとして扱われなくなると宣言しています。デザインを重視しない記事ページなどであれば、PC向け・モバイル向け・AMPをすべてまとめて、AMPページのみを用意するというのもひとつの選択肢になるかもしれません。
ページスピードなどのアルゴリズムによる評価はサイトのページごとに行われますが、MFIはサイトごとに移行の対象になるかが判断されます。Googleは、準備の整ったサイトから順次MFIに移行し、また移行したサイトはSearch Consoleに通知すると発表しています。準備ができていないサイトはしばらく移行されないということですので、今すぐ慌てて対応しなければならないということではありませんが、いつ移行されても構わないように用意をしておきましょう。
