検索や地図、カレンダーなど、Googleはもはや生活に無くてはならない、という人も多いのではないでしょうか。
サイト制作にも多くのGoogleが提供している技術が使われています。
例えばサイト内の検索、アクセスページに埋め込まれた会社周辺地図などがそうです。
他にも、Googleは商用・非商用を問わずに利用できるWebフォントを公開していたりもします。
ところが、これらの便利な機能が国や地域によっては使えない場合もあります。
例えば、日本とブラジル間など通信距離が遠かったり、インターネットが整備されていない国からのアクセスを想定している場合です。
読み込みが時間がかかりすぎるため、使えないケースがあります。
また極端な例では、中国からの閲覧を想定した多言語サイトを作成するケースがあります。
中国の通信には「金盾」と呼ばれるインターネット情報検閲システムがあり、海外のサーバに対するアクセスの制限がされているのです。
中国からは、Googleに限らず、Twitter、LINE、Facebook、Instagram、Youtubeといった一般的なSNSは通常利用できません。
また、通信内容を暗号化すると検閲が非常に困難となるためか、中国では暗号化通信(SSL)を許可なく行なうことを規制しています。
SNSのシェアボタンを設置して、Google推奨の常時SSLを導入して、サイト内にはYoutubeが立ち上がるモーダルウィンドウのボタンがあって、サイト内検索が設置されている……なんていう、ごく普通の日本のサイト。
もしこんなサイトを、文字の部分だけ中国語に翻訳して中国向けに公開したとすると、実際に中国現地で閲覧したら繋がらないリンクや見られないページ、崩れたページばかり・・・なんてことになりかねません。
厄介なことに、日本で見る分にはきちんと表示されるので見逃しやすいのですが、こちらで見られたからといって、本来のターゲットである海外の方も同じように閲覧できるとは限らないのです。
シトラスジャパンでは、必要に応じて海外現地からの閲覧確認も行っております。
言語や地域に合わせた構造を考え、品質の高い多言語サイトを目指しましょう。