CJコラム

中国の人気SNSプラットフォーム一覧&日本企業の宣伝利用の可用性 Vol.3

Bilibili
 
(画像はhttps://www.bilibili.com/より) 

中国圏市場に向けた宣伝活動で、ぜひ利用していただきたいのが「Bilibili」というオンライン動画サイトです。若者向けで、多様性が高く、幅広い層のユーザーを持ち、中国大陸・香港・マカオ・台湾・海外の華人利用者数が多いのがBilibiliの特徴です。ゲームから科学技術まで、多岐にわたるジャンルの動画配信や生配信が行われているBilibiliであれば、必ず理想的な消費者層を探すことができると思います。

利用法としては、5分~8分ほどの宣伝用の動画を作成し、週に1~2回の頻度で企業のBilibili公式アカウントで公開することをお勧めします。
動画の内容は「日常生活+実用性」、又は「高いブランド性+独創性」を考慮したものがよいでしょう。
具体的なテーマとして「日本の最新厨房機器」「おふくろ料理」などが挙げられます。重要なことは、企業の業務内容もしくは製品を、専門的かつ面白く紹介することです。

Bilibiliには日本に詳しいユーザーや関心がある若いユーザーが多いため、日本企業の宣伝活動にとっては最適な土壌が出来上がっています。Bilibiliでは、文章での宣伝活動も可能ですが、現在は動画が主流です。継続的かつ安定的に面白い動画を作ることができるので非常にお勧めです。

 

日本企業の宣伝利用のおすすめ度:★★★★☆




豆瓣douban

 
(画像は https://www.douban.com/より)

「センスと実力のある文芸青年」が交流するプラットフォームとして誕生した豆瓣は、ビジネス的な雰囲気が薄く、ソーシャルプラットフォームとして揺るぎない地位にあります。豆瓣にアカウントを持つ偽文芸青年と呼ばれる人たちを除けば、多くのユーザーは自分のコミュニティを形成し、自分の人生観や趣味嗜好をユーザーと共有する活動を行っています。

豆瓣の初期のころの主要ユーザーの多くは、既に結婚し家庭があります。しかし、現在も彼らの文章スタイル、視野、個性、姿勢などは以前と何ら変わっていません。豆瓣は中国のSNSの中では、東京の吉祥寺のような存在です。人を選ぶような尖った存在でも、偏った存在でもありません。多くの人にちょうど良いと感じさせる雰囲気を持つSNSです。豆瓣は雑誌や生け花や庭園、釣りなどの日本文化の要素を持つ業界の日本企業に向いています。文字や動画を使った紹介、宣伝などに向いていますが、独自の視点や見解、わかりやすさなどを考慮して活動することが重要になります。

 

日本企業の宣伝利用のおすすめ度:★★★☆☆

 

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