CJ Column

コラム

多言語メニューの作り方②~料理を魅力的に伝える~

前回の「多言語メニューの作り方①」では、料理を正しく伝えることに焦点を当てて書きました。

絵(ピクトグラム)や写真を入れることをお勧めしましたが、高級レストランなどでは文字だけのメニューも存在します。割安な居酒屋でも、筆文字だけで構成されたメニューがあったりしますね。

実は、写真が入るとわかりやすい反面、安っぽいイメージを与えます。これは筆者の私見ですが、お客様それぞれの頭の中に思い描く料理の方が、実物よりも美味しそうな一皿となり、皿がテーブルに運ばれてくるまで見た目がわからないドキドキ感もあっていいのかもしれません。

食べ物は、いざ口に運ぶまで味を想像するしかなく、だからこそ想像力を掻き立てるような説明が重要です。皆さんがレストランで注文を決める際も、頭で理解する、というより直観的に美味しそうだと思った料理を注文しませんか?正しく伝わることと、魅力的だと思ってもらえることは別です。五感に訴えかけるような、シズル感のあるコピーを付けてみましょう。

聴覚:一口噛んだときのカリッ、パリッとした音(Crispy、Crunchy)
触覚:柔らか(Soft)、クリーミー(Creamy)、とろける(Melted)
視覚:彩り(Colorful)、パリッとした新鮮さ(Fresh)
嗅覚:さわやか(Fresh)、スパイシー(Spicy)

Paleo beef steak with green beans and spinach

また、日本語メニューにも当てはまることですが、こだわりの食材(産地直送や有機野菜)や「じっくりコトコト煮込んだ」といった調理方法、ブランド力のある産地名(北海道産)なども、メニューに付加価値を与えることができます。本場の(Authentic)、地元の(Local)、伝統的な(Classic)といった表現も、日本/その地域ならではの一皿というスペシャル感を演出するのに役立ちそうです。

皆さんも、それぞれのニーズに合わせた、五感に「美味しい」メニューを作ってみてくださいね。

M.S  コーディネーター

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