CJ Column

コラム

自動車の「ぶつからない技術」の考えに学ぶ②

自動車に装備されている最新の安全機能は、事故につながるドライバーのミスを知らせてくれます。走行レーンから外れてしまったことを知らせる、衝突の危険の際には自動でブレーキ、車間距離を一定に保つ、標識読み取り、死角にある車両を知らせる、等々。自動車事故の原因に人間が気付かない、もしくは気付くのに遅れた場合、安全機能がその要因に気づき事故を回避してくれます。

翻訳や翻訳チェックの現場でも、翻訳ツールという機械を使用した場合、スペルミスだけでなく、翻訳漏れ、訳文の不整合、句読点、数値の入力間違いと言った基礎的要素が正しく表記されているかをチェックすることができます。単純なスペルミスや翻訳漏れは、formとfromのようにキーを押すタイミングが少し違って生じてしまうものもあれば、作業途中に急に別の仕事を言い渡されて集中力が途絶えた際に抜け漏れてしまうものもあります。
文章は出来上がってしまうと、見た目の完成度から文章内容も「完成」と思いがちですが、翻訳終了時に、翻訳ツールのチェック機能を利用することで、表記ルールのおかしな箇所、原文と訳文でセグメント数が違っている箇所等を再確認することができます。

 

しかし、翻訳という文章作業に実際に従事する現場にいると、文章が出来上り、文字面が揃ってしまうと「完成」したように思い込んでしまうものです。「大丈夫」と思わせてしまうのは人間の脳の働きで、しっかり調べたし理解したという自分の作業への「思い込み」によって翻訳の「完成」と「理解」してしまうと考えられます。前方車両が急ブレーキをかけたところに衝突するケースでは「車線が流れているから大丈夫」というドライバーの「思い込み」と同様のものがあると言えるのではないでしょうか。それは、人間の脳が「正しい」と判断してしまうためと言われています。


一方で翻訳校正ツールは、原文と訳文を比較して型としてのルールと違う点を全て「相違点」として挙げます。
数値が違うとか文章数が違うとかです。
こうした警告を見直してみて「気付かなかった」ミスが発見されることもありますので、翻訳校正ツールは使えないと言い切ることはできなそうです。人間の脳が「正しい」と判断して見過ごしてしまったミスを発見していくためには、機械的比較作業を並行した「客観性」が必要と言えます。

 

 

Y.Y   コーディネーター

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