小さな違いが大きな間違に~Future Phone!?~
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最近街を歩いていて見かけるのはスマートフォンばかりのように思えますが、スマホ以外の携帯電話を皆さんは何と呼びますか?
私はガラケーと呼んでいましたが、同僚はフューチャーフォンと呼んでいました。
でも、ちょっと待ってください。ガラケーよりスマホの方が最先端なのだから、ガラケーをフューチャー(未来)の電話っておかしくない?
調べてみるとやはり、本当はフィーチャーフォンでした。
正:Feature phone
誤:Future phone
この小っ恥ずかしい間違いが飲み会のネタになったのは、言うまでもないことですが、実際”Feature phone”(フィーチャーフォン)ってどういう意味なのでしょうか?
実はこの”Feature”と言う英単語には色々な意味があり、日本人からすると分かり難い単語なのです。
まず、ウェブサイトのカテゴリ名などに”Feature”と入れることがあります。その場合、なんとなく注目してもらいたいコンテンツに対して使われていることかと思います。本来、その様な用途には”Featured”と変化させ、「取り上げられた」「特集された」コンテンツの意味になるようにして使用する方が正しいのだと思います。
もともと”Feature”だけの意味は顔立ちを意味しており、そこから顔だけでなく物事の特徴的な側面を意味するようになりました。
つまり、「色々な側面」と言う意味での複数形”Features”はありと言うことです。
他にも単数形で”Feature story”と言う使い方があります。これは本来特集のことではありません。通常のニュースは客観性を持たせるため、相反する両方の当事者の意見を訊く必要がありますが、一側面だけの意見を載せた記事やクリエイティブな記事のことを指して使う言葉なのです。日本では特集全般を指して使われることも多いので、混乱を招いているのではないかと思います。
では問題の”Feature phone”(フィーチャーフォン)はと言うと、「色々な側面」が転じて「色々な機能」を持った電話と言う意味です。
個人的には、曖昧さの残るあまりよい名称ではないと思いますが、それでも”Future phone”(フューチャーフォン)ではないのでご注意を。