異文化が交わる。 新シルクロード。～文化を超えた信頼関係の構築への道～
世界は今、数知れない文化的な課題に直面している。
経済的圧力から安全保障の不安まであらゆる問題により、地球上のいたるところで文化的な緊張が高まっている。どうずればこの問題を乗り越えて、平和と繁栄の新しい時代へ踏み入ることができるのだろうか。
シルクロード
シルクロード（およそ紀元前114年～1450年）はかつてヨーロッパから日本にまで連続した陸と海のルートだ。途中の国々では交易をはじめとして、哲学、科学、芸術、テクノロジー、遺伝子（結婚や移民を通じて）までもが共有されて人類の文明の発展に寄与した。
明治維新
明治維新（1868年）により、日本は200年におよぶ鎖国の後、国際貿易に加わりそれまでになかった物の考え方を取り入れるようになり、急速に国家を近代化させてそのユニークな文化を世界と共有するようになった。
http://factsanddetails.com/japan/cat16/sub106/entry-5303.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E6%B2%BB%E7%B6%AD%E6%96%B0#
今日各国の間では、インド太平洋構想（FOIP）や日本とインドの間でアフリカでのインフラ建設に合意したアジア・アフリカ成長回廊（AAGC）のような、国境を越えた取り組みが始まろうとしている。このうち、最も野心的なプロジェクトが中国の新シルクロード戦略である。
新シルクロード
2013年、中国政府は、アジア、中東、ヨーロッパからアフリカにかけて陸と海を越えて結ぶ計画を明らかにした。
この一帯一路構想(BRI）は新シルクロードとして知られ、着々と現実のものになろうしている。
願わくば、こうした国際的な取り組みは、文化を超えた信頼関係を築き、よりよい世界に寄与するために実行してほしいものだ。
