名刺についてあれこれ。~Calling Card~Visiting Card~
皆さんは普段のビジネスシーンでは、初対面の方に会うときは挨拶の時に名刺交換をされることと思います。
この名刺、日本と海外ではいろいろと違いがあるようです。今回はそんな名刺の「あれこれ」を少し。
さて日本と海外の名刺にまつわる違いはどんな事があるのでしょうか?
まず一番大きな違いは名刺のサイズです。
一般的に日本の標準サイズは91ミリ×55ミリ。これに対して北米では、89ミリ×51ミリが、一般的でイギリスなどでは、85ミリ×55ミリが多いようです。
名刺の起源は、古代中国の後漢頃と言われています。そのため日本や韓国、台湾、中国などの東アジア圏では、ビジネスの初対面時に名刺交換を行うことが慣例とされています。欧米などでは名刺の交換は日本の様に厳密的なものではなかったようですが、最近は一般的に使われているようです。それには、メールアドレスやモバイルフォンの番号等の交換のために必要になってきた事が大きな理由のようです。
次に名刺交換の違いです。
日本では新入社員が会社に入社をしたら最初に覚えるビジネスマナー研修の一つとされるほど、大切な初対面の礼儀、挨拶とされ、名刺の持ち方、渡し方、受け取った名刺の置き方などの作法があります。欧米などではビジネスの初対面ではまずお互いに握手をして、名前を名乗り、時効の挨拶などスモールトークをします。名刺を渡すタイミングは特に決まっていなく、別れ際に氏名や住所、連絡先などの確認のために交換されることが多いようです。
受け取った名刺は日本では名刺入れに入れ、その後はファイリングし大切に保管します。また相手の部署や役職が変わった際には改めて新しい名刺を受取るなど、ビジネスアイテムとして重要なものと位置付けられています。欧米などではそれほどの重要視されていなく相手の名前や連絡先の書かれた便利なカードといった扱いです。受け取った名刺を名刺ケースなどには入れずにワイシャツのポケットに入れたり、場合によっては、ペンでメモ書きをするような事もあるようです。
こうしてみると名刺1枚でも様々な違いがありますね。
皆さんも海外の方とのビジネスシーンが増えている事と思います。
ご参考にしてみてください。