CJ Column

コラム

このデザイン、NGですか!?~色彩感覚の違いから考える海外向け制作のポイント~

今回は、海外向け販促物のクオリティアップにつながる施策について考えてみたいと思います。

ところでみなさん、海外向けのWebサイトや、パンフレットなどの販促物を制作する際、手元にある日本語版の色使いをそのまま流用していませんか?
残念ながら、日本人の感性だけで決めてしまうと、相手の国や地域に配慮されていないものになってしまうかもしれません。なぜなら、海外と日本とでは文化や歴史、自然環境が異なるのと同じように「色」に対する感じ方にもさまざまな違いがあるからです。

 

では、実際に筆者が体験した失敗談をお話ししましょう。

 

以前、中近東国向けのアラビア語のパンフレットを担当した時のことです。
その案件はすでに日本語版の制作は完了していました。ブランドロゴにも使われている色を基調にしたシンプルかつ落ち着いたデザインで、クライアントからの評価も高いものでした。アラビア語版を作成するにあたってもデザインのトーン&マナーは変更はせず、コピーを現地語に差し替えるだけでOK、とのご要望だったため、日本語版のデータを流用し、ミニマムな調整のみでカンプを作成しました。

無事提出し、ほぼ修正もないだろうから、予定通りのスケジュールで入稿できるだろう、、とのんびりかまえていたところ、間も無くクライアントの担当者から、全体的にデザインを再考して欲しい、とダメ出しの連絡が!

なぜいまさらこのタイミング?と堪らず理由を尋ねると、対象国の現地スタッフにデザインを見せ意見を募ったところ、即答で「この色使いは高級感が感じられず、まるで商品訴求力に欠ける」と厳しく指摘されたとのこと。その後、紆余曲折あり、最終的に完成した中近東向けと、当初の日本向けのパンフレットのデザインがこちらです。

 

青+グレーのクールな色使いや、極力色数を抑えたテイストが我々にとっての「洗練された優れたデザイン」でしたが、中東国のネイティブの視点からすると「大人しすぎて、誰も見向きもしないデザイン」に映ったようですね。現地の色彩感覚にあったデザインでなければ、せっかく長い時間をかけて作成した販促物も本来の目的を果たさない、ということを痛感した体験でした。

 

いかがでしょうか。
海外向けのWebサイトやパンフレットの制作時には、事前に対象国のリサーチをしておくと良い結果が生まれるかもしれません。クライアントに依頼して現地スタッフの方にチェックいただくか、それが難しい場合は、以前に紹介したマーケティングツールを活用するのも一つの手でしょう。

 

ぜひご検討ください!

Y.N  Webディレクター

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