・SNSを設置はしてみたものの、誰からも反応がない
・どうすれば効果(集客や売り上げ)がでるんだろう?
・結局、効果をだせるのってネームバリューのある大企業だけじゃないの?
つまるところ、ソーシャルメディアをどう運用したらいいかわからない
–このような課題を抱えているWeb担当者の方は非常に多いのではないでしょうか。
経済産業省が公表した「ソーシャルメディア活用先進事例報告会のアンケート分析※」によると、ソーシャルメディアサービスを事業の施策として導入済み、もしくは今後取り組みたい、とした企業は調査対象社全体のほぼ9割以上を占めました。
一方、ソーシャルメディアを運用した結果、「一定の効果を得られた」と回答した企業はいまだ全体の3割弱に留まっています。
※出典:経済産業省「ソーシャルメディア情報の利活用を通じたBtoC市場における消費者志向経営の推進に関する調査報告書」
そもそも、なぜいま多くの企業がソーシャルメディアの運用に強い関心を寄せているのでしょうか。
理由は単純で、価値観の多様化が進んだいま、従来の一方向コミュニケーションでは企業側が消費者のニーズを把握できなくなってしまってきているからですね。消費者の声無しにはモノ・サービスが売れない、つまりビジネスが成り立たない時代に移行しつつあるのです。
ソーシャルメディアサービスの双方向コミュニケーション、という特性をうまく活用できれば、
(1)消費者から有用なマーケティング情報を得られ、(2)さらにリアルタイムで自社のプロモーションが可能になるなど、ビジネス戦略にとって大きなプラスとなるはずなのですが、現状は先のグラフが示す通り、期待した効果を得られている企業はまだごく一部のようです。
では、冒頭にあげたような悩みの声=課題をクリアするには、どうしたらよいのでしょうか?
次回のコラムでは、ソーシャルメディアサービスの運用の課題について考えてみたいと思います。