Webサイトをとりまく環境は目まぐるしく変わっていますが、、主役はスマートフォンへと移行してきています。その中でも最近良く耳にするのが「PWA」。Progressive Web Apps(プログレッシブ ウェブアプリ)の略で、ウェブサイトとアプリの両方の利点を兼ね備えた技術と言われています。
PWAのメリット
- サイトの ”インストール” が可能で、インストールするとホーム画面からアクセスできるようになります。
- ページ・ファイルキャッシュ機能により、オフラインでも一度取り込んだサイトを表示することが可能です。
- ユーザーにプッシュ通知を送付することができます。
- GPSを使った機能実装が可能です。
- ネイティブアプリと違い、ストア審査が不要です。
などがあげられます。それではそれぞれのメリットについて、最適なサイトはどのようなタイプでしょうか?
インストールしてホーム画面からアクセス
これは必要な時にすぐそのサービスを使いたくなるサイトでしょう。たとえば電車やバスの時刻表、お買い物中に確認したくなるレシピサイト、ダイエット中に気になるカロリー計算コンテンツ、お天気の情報などでしょうか。ブランドサイトであれば、ロイヤルティの高いユーザーはホーム画面に置いてくれそうですね。
オフラインでも一度取り込んだサイトを表示
通信状態が悪い移動中などで、調べ物や暇つぶしに見たいサイトが考えられます。小説や漫画、技術資料、学術論文、用語辞典のようなものが良さそうですね。
プッシュ通知を送付
ニュースリリースやセミナー、コラムや新商品情報など、更新が定期的に行われるサイト全般が対象になります。
GPSを使った機能実装
チェーン展開している飲食店や小売店のサイトで近くのお店を調べるときや、観光情報のサイト、企業サイトのアクセスページなどに実装すると便利かもしれません。
とりあえずプッシュ通知を取り入れてみる
PWAの様々な機能の中でも、上手に使えば効果がすぐにでも出るのがプッシュ通知ではないでしょうか。プッシュ通知はメルマガなどに比べて、非常に高い視認率・開封率があるという報告もあり、注目度は高まってきています。反面、ブロックなどでユーザーに拒否されると、せっかくプッシュ通知を実装しても効果が出ないということになりますので、注意も必要です。アクセスすると急に立ち上がる、プッシュ通知の許可画面も嫌われる傾向にありますので、出し方も考慮しましょう。また、内容やタイミングなど良質なプッシュ通知を行い、一度許可されたユーザーから利用停止にされないような工夫や努力も必要ですね。
スマホを見ている時間がどんどん長くなっていくユーザーに対して、ダイレクトに情報を届けられるプッシュ通知。
まずは実装してトライしてみてはいかがでしょうか?