多言語DTP・グラフィック > ノウハウ
多言語DTP制作の一般的な制作フローを教えてください。
多言語DTP制作は、翻訳とデザイン、組版、言語チェックを一貫して行う必要があるため、工程を明確に分け、進行管理を厳密に行うことが成功の鍵となります。当社では以下のようなステップで進行します。
- 原稿・データ受領と仕様確認
まずは元になるドキュメント(InDesign、Illustrator、PDFなど)や、日本語原稿、希望する対応言語、出力仕様(印刷用PDF、画面用など)を確認し、プロジェクト全体の要件を整理します。 - 翻訳工程
ご支給の原稿をプロの翻訳者が翻訳。レイアウトを考慮した文字量調整や、専門用語の確認、用語統一表(グロッサリー)の作成などを同時に進めます。 - DTP組版
翻訳済みのテキストを元に、各言語の特性に配慮しながらDTPオペレーターが組版。文字詰め、改行、フォント設定、画像との整合性をチェックしながら進行します。 - ネイティブチェック(オプション)
組版後のデータをネイティブスタッフが確認し、自然な表現か、レイアウトによって意味が変化していないかなどをレビュー。必要に応じて修正します。 - クライアント校正・修正対応
初稿をご確認いただき、ご指示に基づいて修正。言語ごとの修正点も一覧で管理します。 - 最終チェック・納品
校了後、最終の出力形式(印刷用PDF/Web掲載用/印刷会社指定フォーマットなど)で納品します。必要に応じてデータの分割、アウトライン化、トンボ設定などにも対応可能です。
多言語DTPは翻訳とデザインが交錯する工程ですので、一貫管理体制のある制作会社に依頼することで、トラブルを最小限に抑えることが可能です。 当社では、全体スケジュールを視覚化しながら、言語別の進行状況をご報告します。