Webサイトを多言語展開する際、「何語を用意すれば良いの?」と迷われる方が多いかと思われますが、弊社制作で多いのは、
英語、簡体字(中国)、繁体字(台湾・香港など)、韓国語の4言語対応です。
なぜこの言語が選ばれるかというと、世界共通語と言われる英語の他は、訪日外客数の多さによるものです。
つまり、日本に興味を感じている人の多さとも言えましょうか。
※ちなみに2016年の訪日外客数国別割合は、中国が637万人、韓国が509万人、台湾が416万人、香港が183万人となり、この東アジア4ヶ国で全体の70%を超える1,700万人超となりました。次に多かったのがタイの90万人でしたので、タイ語展開も視野に入れ始めた方が良いかもしれませんね。(日本政府観光局(JNTO)2016年度データより)
また、Webサイトの好まれるデザインやUIについてもその国ごとに違った傾向がみられ、本来ですと言語だけでなくデザインも用意するのが理想的なのですが、多くのお客様は納期や予算の観点から、メインターゲットを絞りその国に好まれるデザインで全言語ページを作成・公開し、その後国別アクセス数などを見ながら今後運用を考えて行きたいご判断をされています。
ではそれぞれの国に好まれるデザイン傾向というものを簡単にご紹介していきましょう。
■アメリカのデザイン傾向
シンプルなデザインのサイトが多く、使用される色数も多くありません。またナビゲーションやアイコンなど各パーツが他の国より大きく設定されています。
その他、記事や動画をなどを駆使してユ―ザーとコミュニケ―ションを取るサイトが多くなってきているようです。
■中国のデザイン傾向
中国語は漢字しかないことからも、基本的に画像と短い文章の組み合わせで構成されたサイトが多いです。色数は多くないですが、赤や黄色を基調とした、華やかなサイトが多いです。所々に口コミや、商品や記事の評価が入ったサイトが多く、口コミを重要視する中国ならではのサイト展開となっています。
■台湾のデザイン傾向
大きな画像をサイト上部に設置する傾向が強いです。大きな画像はサイト内容を表現するもので、サイト流入後、すぐに何を伝えたいサイトなのかが良く分かります。写真の見栄えもあり、華やかなサイトが多いです。
■韓国のデザイン傾向
他国同様、画像を多く使ったサイト構成ですが、色数は多くなく、白を基調としたシンプルなサイト構成です。文章ではなく、アイコンによる説明にすることで、よりシンプルさを強調させています。サイトの端にグローバルナビゲーションを設置しているサイトも多いです。
■まとめ
いかがでしたか。日本のサービスを外国人に展開したい場合は、
・来日外客数を基準に決定
・予算、納期によってはその中でもターゲットを絞り、その国に好感をもたれるデザインでサイトを制作
となるかと思います。それでも決め兼ねたりご不明点ありますようでしたら、是非お気軽にお問合せください。