日本のサイトでよく見るカテゴリトップのINDEXページ。
コンテンツが無く目次(INDEX)だけがある場合、このページを作る必要があるかどうか議論になりますが、
このようなハブになるページが存在しないと、グローバルナビからのリンク先が無くなったり、パンくずの構造が崩れたりしてしまうので、
下層ページの見出しだけを載せたINDEXのみのページを作る事があります。
逆に海外のサイトではこのようなINDEXのみのページは作らず、
グローバルナビからのリンクはそのカテゴリの最初のページを表示するケースが多く見られます。
無駄なステップや繰り返しを嫌い、情報にシンプルに素早くたどり着きたいと考えるネイティブのユーザーは、
ワンクリック増えるINDEXページは不要と感じるのです。
同じようなケースで、テキストの繰り返しもネイティブは嫌がります。
日本のサイトでは、詳細ページにあるリード文を一覧ページでもそのまま使うケースが多く見られますが、
一度読んだ情報を何度も読まされるというのは、ネイティブ視点で言うと、情報設計が良くないという判断になります。
このように、日本人的な感性で「丁寧に分かり易く」作ったつもりが、ネイティブにとっては全く逆に捉えられてしまう事もありますので、
サイトマップやワイヤーフレームを作る段階でもネイティブがチェックして進めることが非常に重要です。
当社では、このネイティブチェックの工程を必ず取り入れることで、ユーザーにしっかり見てもらえるサイト制作をしています。
以前、アメリカ人の英文ライターに「日本人の使う日本語は分かりにくいね。」と言われた事がありました。
目的をストレートに伝えるのではなく、いろいろな装飾や細かな配慮によって婉曲的になりがちな日本的なコミュニケーションは、
場合によってはネイティブをイラッとさせてしまうので、みなさんご注意ください。