CJコラム

訪日ビジネスを考える~飛行機が飛ばないと外国人は来ない~


日本は海に囲まれた島国で、外国人のほとんどが、飛行機で日本へと訪れます。
つまり、飛行機が飛ばなければ、外国人は来ないわけで、特に定期直行便の就航相手がどの国であるかが、訪日ナニ人をターゲットにするのが良いのかに、大きく関わっているのは言うまでもありません。

国土交通省では、国際線就航状況という統計を行っており、執筆時点で最新の「2018冬ダイヤ 国際定期便(10月28日~11月3日) ※直行便」データをグラフ化してみました。

出典元「国土交通省 国際線就航状況」注釈
※貨物便を含まない、旅客便のみです。
※出発+到着の往復を1便としてカウントしています。
※グラフ記載期間中の数量です。

 

国際線定期便が就航しているのは、国内30の空港で、総便数5,174便/週です。ピンと来ませんが、ものすごい数ですね。
同じデータを就航地域別に集計すると、以下の様なグラフになります。

やはり、圧倒的にアジア圏。全体の81.5%を占めています。もちろん、これは直行便ですので、アジア圏の数が多いといえども、乗り継ぎで最後がアジア圏出発の飛行機にフランス人が乗っているということもありますので、一概に「だから中国・台湾・韓国からの訪日外国人が多い」というわけではないのですが、当然、新しい路線の就航には事前に客数の試算を行い、精査された上で進められますので(たまに大きく外れて新聞記事になることもありますが)、就航便数の多さを、ニーズの多さといっていいのではないでしょうか。
(自分が旅行に行く際に、経由便と直行便どちらも選べるとするならば、直行便を選びたいですし。)
出典元のデータ作成時期においては、アジア以外の路線を持っているのは、新千歳、成田、羽田、中部、関西、福岡のわずか6つです。

 

交通手段という最も大きく、動きが重いものを無視して訪日外客向けのプロモーションを行っても、利益には繋がりにくいです。インフラ関連の数字から積み上げて、どう収支を立てるのかを検討するのが、当然ながら外れる可能性を低減させる重要な方法です。

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