パーソナルスペースという言葉を聞いたことはありますか?
個人のもつ縄張り意識のようなもので、他人がそのスペースに入り込んでくると不快に感じる範囲のことです。
人と話すとき、店で列に並ぶ時や、電車に乗るときなど、私たちは無意識に前後左右にいる人との間で距離を取っています。
実はこの距離には年齢、性別、国別で違いがあるそうです。国別の違いを少しご紹介します。
まずはインド。
https://www.excite.co.jp/news/article/Labaq_51789579/
とっさに「ムリ・・」と思われた方もいらっしゃるでしょう。(笑)
どうやらインドでは、順番の割り込みをする人が多いようで、お店の人も割り込んだ人を優先してしまうのだそうです。割り込みをさせないためにこれだけ密着するのですね。
次は北欧、フィンランドです。
私は思わず笑ってしまいました。
並んでいるというより、定間隔をあけて位置についているように見えます。
北欧の国は人口が少ないからということだそうですが、彼らがもしインドに行ったら・・などと余計な想像をしてしまいました。
ここで私がパーソナルスペースの文化的な違いを感じたエピソードをひとつ。
キャンパスで中国人の女子留学生二人が腕を組み、ぴったり体を寄せ合って歩いている姿をよく見かけました。日本人の私から見ればまるで恋人同士のような密着ぶりでしたが、彼女たちにとっては自然なことのようでした。
普段話題にならないことですが、外国へ行ったときには、行列の並び方や、会話している人々を観察してみましょう。どのくらいのパーソナルスペースを取るのかで、国民性が見えてくるかもしれません。
言語以外の文化の特徴があることを知っておくと、現地の人との気持ちの良いコミュニケーションに役立つのではないでしょうか。
<出典>
「世界よ、これがインドの列の並び方だ」…お国柄を感じさせる写真 https://www.excite.co.jp/news/article/Labaq_51789579/
就職ジャーナル【インド編】家族の絆が強くて踊りが大好きなインドの人々 https://journal.rikunabi.com/p/archive/13672.html
【北欧こじらせコラムVOL.17】北欧のゆとり交通事情 http://hokuobu.com/?p=2872