CJ Column

コラム

翻訳会社アレこれ~Vol.28 ○○さんからのご紹介 その3 「Mさん」~

MさんはもともとNさんからのご紹介で、英訳のご相談を良くいただいています。

 

Mさんの仕事ぶりはとても丁寧で、仕事の進め方も安定感があり、予定通りに事が運ばないと見るや、早々に進捗やリスケについてのお知らせをいただけるのでとても助かります。
これは一見あたりまえのようですが、我々にも気を遣っていただけるお客様は、なかなかいるようで少ないので、私どもにはありがたいお客様なのですが、ある時、Mさんのお仕事で、以前にもカタログとリーフレットの英語版制作のお手伝いをした案件で、最近改訂のお仕事があり、そちらの英訳だけを担当したところ、耳を疑うようなコメントが舞い込んできたのです。

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(原文ママ)
実は得意先社内で、これまでも修正が多く、今回も英訳がひどいとクレームがきてしまったそうなのです…。
恐れ入りますが、校正が戻ってきたところで、現状の問題点と、次回どのように発注すべきかなどをご相談させていただければと存じます。
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先の案件をお手伝いした時にはこんなことはなかったので、同じスタッフが担当しているのに、英訳がヒドイ?社内のネイティブなのに?いったいなぜ?と思いつつも、こういうコメントが来ると、いつも決まってセットで付いてくる問い合わせも。。。

・御社内の方なのか、外部の方なのか?
・ネイティブなのかどうか?
・すべて同じ翻訳者か(前回のリーフレット・前回のチラシ・今回チラシ)?
・経験値
・母国語 など、どういった方が担当されているのか

いつものように、ひと通りの回答を済ませてほどなくして、お得意様のお戻しが来たのですが、「あれっ?」っていうくらい修正が少なくて、Mさんからのメールにも
「それほど多く入っているわけではなさそうでした。お騒がせして申し訳ありません。」
とさっきまでとは違い、落ち着いたコメントが添えられていました。
そして、お戻しをいただいてからほどなくして、そのクレームの原因が判明したのです。

 

今回の案件は改訂なので、前回の英文テキストをそのまま使用するため、必要最低限、改訂や追記されたテキストだけの英文をご用意したのですが、お戻しはテキストではなくレイアウトに組まれたものに赤字が入っていて、検証した当社の担当コーディネータ―が言うには、戻しの修正指示の入っているところは、ほとんどが

 

「うちの英語ではない」のだと。

 

当方に関係するところは1ヵ所だけ、それも間違いではなく、それ以外でクライアント様が用意されたであろう英語に修正やイージーなスペルミスなどもあったのです。これはうちの扱う英文では通常ありえないことです。それでこれをご覧になった現地スタッフの方が

 

「英語がヒドイ!」「ネイティブか?」

 

と仰ってきたのではないか?という見解でした。
私はMさんに早速このことをお知らせましたが、結果はこちらの思った通りでした。
後日、Mさんを通して、クライアント様の社内のレイアウト作業の流し込みミス含めたクレームだったことが分かり、社内のコミュニケーション不足によりご迷惑をお掛けした旨の丁寧なお詫びをクライアント様からもいただいたのでした。

 

当方への誤解は解けました。この仕事をしていると思いもよらないところから端を発して、言われのないクレームをいただくことがありますが、よく事情も調べずに「クレームが来たこと自体が問題だ!」「早くどうにかしろ!」と感情的に責任問題を押し付けてくるようなお客様も少なくないなかで、当方の言い分を説明していただき、早々に誤解を解くことが出来たのも、担当者のご協力があってのことです。

 

Mさん、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

K.H  プロデューサー

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