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コラム

多言語翻訳の品質管理 ~「鰆(さわら)桜焼き」あなたならどう翻訳する?~

日本語の多言語化、とひと口にいっても対象国や地域によって翻訳言語の数は異なります。
たとえば、中国向けには簡体字・繁体字の2言語の翻訳がマストですし、さらに、欧米・アジア諸国を含んだグローバル規模のプロジェクトになりますと、一度に10以上の多言語開発が必要になることも少なくありません。

そのような大型プロジェクトの場合、2つのタスク
◆多言語翻訳の元となるオリジナル言語(日本語もしくは英語)の改修
◆多言語そのものの新規翻訳
が、同時並行で進んでいくため、作業工程はより複雑なものになっていきます。
コーディネーターにとっては、ここで翻訳の品質を落とさず、いかに柔軟にスケジュール対応できるかが腕の見せ所となります。

多言語にかぎらず、翻訳の品質管理においては、誤訳や翻訳もれの発生を可能な限り未然に防ぐことが最優先の課題となりますが、
実はこうしたミスは、すでに初動の工程で発生しているのです。
それは、オリジナル言語の内容に対し、翻訳者の認識にズレがあるケースです。

過去にあった事例を紹介いたします。
和食のメニューを英語と独語に翻訳する案件で、同じメニューにも関わらず下記のように表現に違いが出てしまったのです。

・日本語は「鰆(さわら)桜焼き
・英語の翻訳は「桜の花添え(with chrrey blossom)」
・独語は「桜の葉で包んだ(im Kirschblattmantel)」


これは日本語メニューの解釈が翻訳者ごとに異なっていたために起こったミスでした。
和食のように、ネイティブ翻訳者には馴染みのない料理は、初回の依頼時に具体的な素材や調理法を伝えないと
正確な翻訳はあがってこないものなのです。

このように、固有の文化や特殊性など、翻訳者が懸念を持ちそうな項目については、あらかじめコーディネーターが明確に情報を伝え、
認識をすり合わせることが大切です。

さらには、初動の段階で問題点に気付き、迅速にアラートをあげること。
これが多言語翻訳のクオリティアップにつながるポイントと考えています。

 
Y.N コーディネーター

 

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