2017.03.30 | 英語コピーライティング
これってだめなの?! ~ネイティブ視点に学ぶ~
日本人は、企業のサービスや特徴が2つある場合その2つの強みを象徴する表現として
「〇〇×〇〇」
とすることがあります。
これって実は外国人からみると何を意味しているのか分からないそうです。
例えば弊社の場合、「英語」と「Web制作」と2つのアピールポイントがあります。
これを表現するのに、日本人スタッフから
「英語×Web」
と数式スタイルそのままグラフィカルに打ち出すアイディアが上がりました。
ところが、ネイティブスタッフから
「英語+Web」
とすべきとの意見が出ました。
「×(掛ける)」ではなく「+(足す)」であり、
「×(掛ける)」という表記の仕方では「バツ」や「エックス」のように見え、ネガティブにも感じるという指摘が出て反対されたのです。
日本人の感覚では、「積」のほうが「和」より大きいため、その「相乗効果」の大きさを印象的に表現できると思い、
つい「掛ける」にしてしまいますが、ネイティブライターによると、2つ以上の要素が「合わさる」ときは「足す」であり、
「掛ける」では意味が通じないそうです。
こういった感覚の違いは、日本人にとっては経験やノウハウとしてもなかなか蓄積できません。
素直にネイティブに確認し、ネイティブ視点に学ぶことが非常に重要ですね。