インターネットを回遊していると、mailtoを使用したコーポレートサイトがまだ少ながらず存在していることを肌で感じたので、
今回は、mailtoをご使用されている企業様に向けて執筆します。
インターネットの発達により、個人情報が漏えいするトラブルなどが多くなり、個人情報の保護に関する法案やインターネット上でのやりとりを暗号化し、情報を保護する技術などが開発されてきました。確かに一昔前は、mailtoを使用したお問合せフォームが多く占めていました。サーバーのことを考えず、気軽に問合せできる仕組みを構築できるというポイントがあるのですが、先述した通り、個人情報の取扱いの重要性が高まってきている昨今、軒並みフォームを導入しているというのが実状です。
mailtoを使用したお問合せフォーム、具体的には以下のデメリットが挙げられます。
◆メーラーが立ち上がらず(メールソフトを設定しておらず)リンク切れと勘違いされる。
Windows8以降では標準でメールソフトが付属しておらず、またGmailの普及によりメールソフトを使わない人が増えております。※一般社団法人日本ビジネスメール協会の「ビジネスメール実態調査2016」によりますとシェアトップは「Gmail」という結果になっております。
◆メーラーが立ち上がっても、ユーザー環境によっては、文字化けしてしまうことがある。
Sやメールソフトに文字の定義があって共通するとは限らないです。他にも、普段使用していないメーラーが立ち上がってしまうという望まない結果となってしまう場合があります。
◆メールアドレスが表示されているので(mailto:の記述により)スパムなどの迷惑メールの標的にされる。
迷惑メールには宣伝以外に、ウイルスなどが仕込まれる場合もあるため、無駄なスパムを増やすことでサイバー攻撃のリスクも高めてしまいます。
では、メリットはあるのでしょうか?
残念ながら、mailtoを導入して得られるメリットと言うのはありません。
コーポレートサイトをお持ちになっており、そこからリターンを得ようとするなら、今回のmailtoに限らず使用するユーザー側に立って、どうすれば使いやすい・安心してもらえるサイトになるかしっかりと考える必要があります。メールが起動する問合せリンクがあれば、今すぐに対策を!当社にもお気軽にお問合せください。