東南アジア向けだけでは無いのですが、お客様から、「海外向けサイトを作るのだけど、SEO的にはサブドメインで設定した方がいいの?それともディレクトリで分けた方がいいの?」と言う質問がよく頂戴しますので、今回はそれらの質問を回答させていただくコラムを執筆させていただきました。
海外向けサイトを作る際のURLの考え方は主に4つのパターンがあります。
Googleの検索エンジン対策メインにそれぞれのメリットとデメリットを、なんとGoogleが既に公にしているものがありましたので、引用させていただきました。
引用:https://support.google.com/webmasters/answer/182192?hl=ja
<用語解説>
・ccTLD(国別コード トップレベル ドメイン):特定の1つの国に関連付けられています。(.jp は日本、.de はドイツなど)
・gTLD(ジェネリック トップレベル ドメイン):特定の国には関連付けられていません。(たとえば、.com、.net、.orgなど)
・地域ターゲティング:正式名称はGoogle Search Consoleのインターナショナルターゲティング。Googleの検索エンジンにどの地域にページが表示されるべきか伝えることが可能です。
・パラメーター:パラメーターでの対応だけは、全くと言っていいほどおススメできません。じゃあ、なんでそういう仕組みが存在するの、、、っていう突込みがありそうなのですが、それはGoogleさんに直接確認してみてください、としか言えないです。笑
ですので、パラメーター以外の3つの方法しか、事実上は選択肢が無いと言うことになります。
その上、新規Webサイトを立ち上げるのか、既存Webサイトを使用するのかでも選択肢が限られてきます。
SEOと言う視点で見ると概ね、下記のようなヒエラルキーになるかと思います。
※あくまでURLだけでの判断となります。コンテンツの質によってはこの限りではありません。
【新規Webサイトを立ち上げる場合】 ccLTD>gLTD=サブドメイン=サブディレクトリ
【既存Webサイトがある場合】 サブドメイン=サブディレクトリ
以前、サブディレクトリはSEO的に不利だと言われていましたが、今現在、Googleはサブドメインとサブディレクトリをほぼ同等に扱っているそうです。要するに、一長一短ございますので、検討するとしたら下記3点を重点に考えるのはいかがでしょうか?
・どのくらい費用が割けるのか。
・Webサイトの管理体制は今後どうしていきたいのか。
・(既存Webサイトがある場合は)ドメインの評価を引き継ぎたいのか。
参考になりましたでしょうか?
もちろん、URLの設定以外にもサーバの選定やコンテンツなども考慮しなければなりませんが、諸々鑑みてご提案差し上げることも可能なので、当社へお気軽にご相談してください。