CJコラム

とりあえずPlease言っとけば、何とかなる?

英会話の必殺技、”Please!”


お店で買いたいものに指をさして、This one, please!
飛行機でメインディッシュを選ぶときに、Chicken, please!
誰かをおもてなししたいとき、とりあえず、Please, please. (ニコニコ)

具体的な単語を知らなくても、こちらの前向きな態度を示すときに言ってしまうpleaseですが、日本語の「どうぞ」とまったく同義ではないこと、ご存知でしょうか。

Please は本来 “if it pleases you”(もし、あなたがよろしければ) という文章が短くなったものですので、話し手が相手にある行動をやってほしい、という前提があります。
Pleaseには、発する方のお願いが込められているので、使う状況を選びますよね。


たとえば、相手が許可を求めてきた場合はどうでしょう?
Can I use your phone? (電話を借りてもいいですか?)
ここで「どうぞ」と言いたくて“Yes, please.” と答えてしまうと、「はい、お願いします。ぜひ、私の電話を使ってちょうだい!」となり、ちょっと意味がズレてしまいます。

ここでは
Go ahead.
Sure.
などがぴったりきます。

どうぞ=Please と反射的に出てしまうという方はたくさんいると思います。
なかなかすぐに切り替えられないですよね。

いつものように口から出そうになったら、
「これは私からお願いしていることなのか?」と、自分に聞いてみましょう。


参考:
please(プリーズ)の本当の意味、ネイティブの感覚とは…https://www.english-speaking.jp/meaning-of-please/

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