CJ Column

コラム

日本の野球は命がけ?~漢字表記は仁義なき戦い~

個人的なことになりますが、最近メジャーリーグの試合をよく見ています。
日本人選手の活躍を見るのはもちろんのこと、ここぞというときにホームランがどんどん飛び出すダイナミックな試合展開、スター選手の離れ業などに、目が離せない面白さを感じます。また、プールに入りながら観戦できたり、巨大な水槽でエイが泳いでいたりなど、球場の突飛な仕掛けがワクワク感を一層高めてくれます。

そんなエンターテインメント性満載のメジャーリーグの雰囲気と打って変わって、日本の野球場では日々男たちが仁義なき戦いを繰り広げている… というのはあくまで野球の用語上でのお話。

野球の用語は、試合の実況では主にカタカナが使われますが、新聞等で試合結果が掲載される場合は漢字で書かれます。その漢字がなかなか物騒な感じなのです。ざっと上げるとこんな感じです。英語と比べて見てください。

 

アウトになること:(英語:out)無死、一死、二死、ホームでアウトはなんと本塁憤死(実際命の危険につながるようなクロスプレーがありますから、これはわかる気がします。)

アウトにすること:(英語:場合により様々な表現)ダブルプレーは併殺、トリプルプレーは三重殺。もはや必殺仕事人の世界。球場の音響係になってその瞬間にテーマ曲をかけてみたくなります。

デッドボール:死球(英語:hit by pitch)アウトになるわけではないので、ちょっと使い方が矛盾している気が… でもボールの当たり所によっては深刻な事態になるので的確といえば的確。

ファウルフライ:邪飛(英語:foul fly)前に打てなかっただけなのにまるで人の道を外れたかのようないわれよう… 

バント:犠打(英語:bunt)お家発展のため自らの命を捧げるイメージでしょうか。

スチール:盗塁(英語:base steal)これは英語と同じですね。ただ送球で盗塁を阻止することは「ランナーを刺す」といいます。断末魔の叫びが聞こえるようです。

 

確かに、時速150km以上にも及ぶ投球、打球に食らいついていくわけですから、野球とは命がけの攻守戦といえるかもしれません。こうした漢字を使うことで気持ちを引き締めているのでしょうか。

 

ところで、新聞の試合結果にびっしり漢字が並んでいる中で、一つだけカタカナが混じっていますよね。
そう、皆様よくご存知の“ゴロ”。主として内野を転がる凡打です。最短表記では“1ゴ”などと書かれています。
なんでゴロだけ漢字になってないんだと私は常々不思議に思っています。もっと言えば、ゴロとはどこから来た言葉なのかとも。
どうやら、英語でゴロを表すgrounderから転じたとか、ゴロゴロと転がるという擬音語からきているという説などが有力だそうです。

 

フライが「飛」で表されているので、この際、地面を這っていくゴロは「地」にするのはどうでしょうかね?
https://www.si.com/mlb/strike-zone/2014/04/11/ballpark-quirks-chase-field-swimming-pool-arizona-diamondbacks プールで観戦! (アリゾナダイアモンドバックスの本拠地 チェイスフィールド)

 

 

 

 

一部内容引用:

おきなわ野球大好き
http://www.yakyu.okinawa/article/do_you_know/article_52.html

 

 

K.I  コーディネーター

コラム一覧に戻る

お問合せ

以下のフォームにご入力の上、送信ボタンをクリックしてください。

企業名 企業名を入力してください
お名前 [必須] お名前を入力してください
メールアドレス [必須] メールアドレスを入力してください
電話番号 電話番号を入力してください
お問い合せ内容 [必須] お問い合わせ内容を入力してください

個人情報保護方針

個人情報の取り扱いについて

個人情報の取り扱いについて同意してください

ログインをすると、
会員限定記事を全文お読みいただけます。

パスワードを忘れた方へ

  • ログインIDを入力してください。
  • ログインIDを正しく入力してください。
  • パスワードを入力してください。
  • パスワードを正しく入力してください。
  • ログインID、パスワードが間違っています。


ログイン実行中

ログイン完了!ページを再読込します。