「折り返し翻訳」に負けない執筆
「伝言ゲーム」を知っていますか?
 何人もの人が順に一人ずつメッセージを伝えていくゲームです。
 「伝言ゲーム」の醍醐味は、メッセージを正しく伝えようとしても、正しく伝わらないことにあります。
得られる教訓は、「コミュニケーションとは難しい」ということ。
 メッセージを発信する側が意図することと、メッセージを受け取る側の解釈は必ずしも一致しないからです。
この教訓は、翻訳にも当てはまります。
 原文を書いた人の意図、翻訳者の解釈、翻訳者の選んだ表現、訳文を読んだ人の解釈、それぞれ違います。
 
 
 さて、「折り返し翻訳」というウェブサイトがあるのをご存知でしょうか。
 日本語を入力すると、英語、オランダ語、イタリア語に翻訳した後、再度日本語に訳してくれます。するとほとんどの場合、おかしな日本語になります。
 理由は先にあげました。しかし、例外もあります。
 その例外とは、このページにあるテキストです。
 ぜひ一文ずつコピーペーストして、「折り返し翻訳」を試してみてください。
検証結果はいかがでしたか?
 大幅な間違いはなかったと思います。
 理由は、下記のように誤訳され難い書き方をしているからです。
- 文章を簡潔にする。
- 複数の意味を持つ単語を避ける。
- 曖昧なことは言わないこと。
- 代名詞を減らす。
- 句読点を上手く活用する。
このような書き方を心がけると、日本語でも誤解が減ると思います。ぜひお試しあれ。
参照 折り返し翻訳 https://orikaeshi.com/



 
             
             
             
             
             
             
                    
