CJコラム

グローバルサイトのキャッチコピー良し悪し~第四弾・Future 2~

一流上場企業のグローバルサイトの中から私の独断と偏見で面白いと感じた、メインキャッチコピーを抜粋して紹介してまいります。
未来「Future」をテーマに揃えたコピーに焦点を当てた企画第二回目です。

「Future」は、ものづくりをする企業ではよく使われる単語で、自社の製品で社会を変える、新しい未来を作ると言った気概が見える単語ですが、同時に頻繁に使用されすぎて、うまく使わないと使い古された感が出てしまいますので、注意してくださいね。

 

住友大阪セメント(株)


Create the Future.
Support the Future.

 

未来を作り、未来を支えると言った意味のコピーと、社名のCement、さらに街の情景と言うメインビジュアルが合わさることで、何をしている会社で何を大切にしているのかが分かるので良い構成だと思います。

カルーセルで画像は切り替わってしまうのですが、文字が同じ場所に固定されているため気が散って読めないほどではないです。ただ、コントラストはもう少しあった方がいいかもしれません。

指摘する点があるとすれば、ロゴ下のスローガンとメインコピーがほぼ同じなのに、微妙に違う点でしょうか。

 

スローガン:Create the Future, Support the Future.
メインコピー:Create the Future. Support the Future.

 

英語圏では同じことの繰り返しは嫌がられるので、スローガンは削除してもいいと思います。
どうしても入れるなら、ピリオドで揃えたほうがいいでしょう。

 

また、これはコピーづくりの基本ですが、より少ない字数で同じことを表現できたほうがインパクトは強くなります。

この場合Create and Support the Future.とするより、
Create the Structure. Support the Future.のように


別の+ureで終わる単語を持ってきたほうがより多くを語れるのでいいかもしれません。
もちろん、本当に意味のある言葉でなければやらないほうがいいのですけどね。

次回もお楽しみに。

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