こんにちは。WebディレクターのNです。
コスト削減やパフォーマンスの改善などの理由から、Webサーバーの移転を検討する機会があると思います。
移転にあたり、まずは今のサーバー周りの情報を確認する必要があるのですが、リリースから長期間が経過したりすると、どこで取得したものかさっぱりわからない…という困ったケースがあったりしませんか?
そこで今回は、サイトのURLだけで、サーバー契約先やドメインの取得先、SSL証明書の発行元をさくっと調べることができる便利なツールを紹介したいと思います。
専門的な知識は不要、だれでも手軽に試すことができますので、ぜひ参考になさってください。
それではさっそくいってみましょう!
目次
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1.Webサーバー、メールサーバーを調べる
2.ドメインの取得先を調べる
3.SSL証明書の発行元を調べる
4.まとめ
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{1.Webサーバー、メールサーバーを調べる}
ここでは、Webサーバーとメールサーバー別に検索ツールを紹介します。
【TIPS】Webサーバーとメールサーバーの違い |
①Webサーバーの場合
Netcraftは、URLを入力するだけでWebサーバーをはじめ様々な情報を調べることが出来るツールです。
・まずはNetcraftにアクセス。
・URL欄に、調べたいWebサイトのURLを入力して「LOOK UP」ボタンをクリック。
今回はサンプル用に当社サイトのURLを入力してみました。
「NetworkOwner」という項目がサーバー会社名にあたります。サンプルではSAKURA Internet Inc.=さくらインターネットのサーバーを利用していることがわかります。
②メールサーバーの場合
cman.jpは、サーバー管理、サイト制作者向けの無料サービスを提供しているサイトです。
・まずはcman.jpのdigテストページにアクセス。
・①に調べたいドメイン、②は「MX:メール交換」を選択して、最後に③「dig実行」ボタンをクリック。
・数秒で結果が表示されます。
ANSER SECTION:という項目、「MX」と表示されている列の右側がMXレコードが向いている先、つまりメールサーバーにあたります。サンプルでは、Gmailのサーバーを利用していることがわかります。
{2.ドメインの取得先を調べる}
Whois検索で表示される情報から、ある程度読み解くことができます。ここでは、TLD別にツールを紹介します。
①日本国内ドメインの場合(.jp/co.jp/ne.jpなど)
・まずはJPRS Whoisにアクセス。
・検索タイプを「ドメイン名情報」に設定。
・検索キーワード欄にURLを入力して「検索」ボタンをクリック。
サンプルに表示されている「ネームサーバー 01.dnsv.jp」をGoogleで検索すると、検索結果から「お名前.com」のサービスでドメインを取得している可能性が高いことがわかります。
③その他ドメインの場合(.com/ne/.orgなど)
・まずはICANN Lookupにアクセス。
・URL欄に、調べたいWebサイトのURLを入力して「Lookup」ボタンをクリック。
・結果が表示されたら、Contrl+Fコマンドで「Registrar Information」まで移動。
trar Information
「Name」の項目に表示されている企業名が、ドメイン取得元の可能性が高いことがわかります。
{3. SSL証明書の発行元を調べる}
ここでは、GoogleChromeブラウザでの確認手順を紹介します。
・まずはブラウザを立ち上げ、URL欄に調べたいWebサイトのURLを入力。
・アドレスバー内のtuneアイコン(旧鍵アイコン)をクリック。
・プルダウンから「この情報は保護されています」をクリック。
・さらに、最下部にある「証明書は有効です」をクリック。
・証明書情報のポップアップが表示されます。
発行元の「組織」に表示されるている情報がSSL証明書の発行元です。
サンプルでは、Let’s Encryptが発行する無料SSL証明書を利用していることがわかります。
{4.まとめ}
以上、URLでサーバー、ドメイン取得先、SSL証明発行元を調べる方法の紹介でした。
いかがでしたでしょうか?
上記の手順でどうしても分からない場合は、各サ―ビス会社のサポートデスクへ問い合わせてみる、もしくは当時契約を担当された方にコンタクトしてみる…などの対処をお勧めします。
今回の記事がみなさまのお役に立てると幸いです。
それではまた!