CJ Column

コラム

うまいラーメン屋への道標

たまたま仕事が早く終わって、地元の駅に夕方降り立つと、飲食店や不動産会社風の制服を着た方が、クーポン付きのチラシやティッシュを一生懸命に声掛けしながら配っています。時には朝の通勤時にもそんな一生懸命さんたちに出会います。
地域のターゲットに直接、認知をしていただくための、地味ですが効果が高そうな活動ですよね。

私が担当する飲食店のクライアント様が、「ケータイにクーポンを配信するのは「効果」がありますが、店長さんがクーポンに依存してしまう傾向があり、そういう意味では麻薬的な作用をもたらすこともあります。」と仰っていたりもします。もちろんクライアント様はこのプロモーションだけを行っているわけではないので麻薬依存症になったりしていませんが、もしクーポンだけのプロモーションに頼ったとしたら・・・。
ラーメン、たこ焼き、ハイボール、おそらくすべての飲食店は「味」そして「サービス」での集客が命だと思います。
とは言っても、閑散とした状況が見込まれる、給料日前、雨天、平日などが重なる時にはすごくお得なクーポンを配信して、集客の平準化を図るのは常です。そうしてついには麻薬の様にバンバン配信して・・・、と、このあとはご想像にお任せします。
(お客さんも中毒になると、安くなければ行かなくなるとか・・・。)
大成功事例はマクドナルドのクーポンですが、双方が依存症にならないのは、マックがブランディングを強化して、他社の追随が困難なほど努力し「お得な店」を維持して、もう一つの重要な目的である会員化を推し進め、お客様の囲い込みにも大成功してるからだと思います。

「おいしいラーメンが食べたい!」と小腹を空かせて帰路につくのは私だけではないはずで、みなさんは、ラーメン屋さんの情報ってどんなふうにGETしていますか?
身近な人と普段の会話の中で盛り上がるラーメン屋話、テレビの視聴率を上げるラーメン番組。わざわざ出掛けてその店で至極のラーメンを食べるのは別として、この突然襲いかかってくる「おいしいラーメン食べたい」という気持ちと、思い立った「その場所で」初めてのお店に入店するハードルを下げてくれる新しい情報源(プロモーション)がコレ!

チェックインクーポン

スマホ普及に伴うこのチェックインクーポンの登場により、地域ターゲットに対して、お店を知ってもらうとっても効果的な戦略ができたのです。

「ラーメン店は味が命」と、かの有名な小池さんが言ったかどうかは知りませんが、私個人的にはそうだと思います。その味=ブランドを地域ターゲットに認知させる為、駅前で一生懸命チラシを配るのはラーメン店のスタッフの熱意が伝わります。
一方で、モバイル端末(デジタルメディア)を、集客プロモーション+ブランディングのツールとして使えば、「地域密着情報」と「その店の味」が、広告文章ではないCGM(Consumer Generated Media)で展開するお客様の口コミ情報として伝わっていきます。「味」と「サービス」を大切に守ってきたラーメン店にとってこのツールは、麻薬のようなお得情報だけを周知するのではなく、店のブランディングに大きな効果を発揮すると思います。
デジタルメディアを提案する者として、小手先の手法や技術だけでなく、その店が持つ「味」と「サービス」を大切にして、さらに店の「熱意」の部分が表現でき、ターゲットに伝わるツールを使った提案をしていきます。

デジタルメディアもこんなに早い進化の中で、どんどんクロスメディア化し、コンテンツも視覚的に動画から3Dへ展開しています。そしてついには、匂い、味も直接脳に伝達できる様になるんでしょうかね?
私、ますます帰路のラーメン探索にはまる予感がいたします。

 

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