アメリカのブラックフライデーから読み解く、クロスデバイスの可能性。
ご承知の通り、スマートフォン(以下:スマホ)のシェア率およびインターネット接続率がパソコンを上回って数年たちました。GoogleもMFIと言った施策を打ち出し、スマホ対応の強化を促しています。そんな世間の動きや、施策の甲斐があってか、2018年アメリカのブラックフライデーは過去最高の596億ドルに達したそうです。その中でも大きく貢献したのが、オンラインでの売上です。前年比23.6%増の62億ドル(約7000億円)を記録したと、米Adobe Systemsが発表しました。その中でもタイトルで記載しておりました通り、クロスデバイスについて考えていきたいと思います。
そもそも、クロスデバイスと言うのは、「サービスやコンテンツを閲覧した情報が、複数のデバイス(パソコン・スマホなど)を超えて引き継がれること」と言うことを指します。今回使う言葉として正しいかは置いておきまして、事実として今回のブラックフライデーは、スマホからのアクセスがPCを超えたのにも関わらず、売上はパソコンの方が高かったのです。(スマホで商品を閲覧し、パソコンから同商品を購入した割合が高い)
以下の表は、「Adobe Analytics Retail Unwrapped」から、11月の総オンライン支出額を割り出し、スマホおよびパソコンからの支払額・購入率・アクセス率をまとめたものです。ちなみに、11月の総オンライン支出額は、585億2,000万ドル(約6兆6,567億円)でした。
クロスデバイスについては、BtoCの企業様は対応されているかどうかは、気をつけているかもしれませんが、
実は、BtoBでも同じような行動は考えられるのです。
例えば、通勤時間スマホ上で検索、少しでも良いなと思ったら、会社からのパソコンで更に調べたり、休日にSNSの閲覧から気になった企業のHPを出勤した際にパソコンで調べるといったことも考えられます。多方面で、スマホがパソコンを上回ったとされておりますが、上記を鑑みるに、スマホとパソコンを行き来して情報を収集する人は多いので、どちらのデバイスで閲覧しても違和感のないサイトを作るのがベストであると推測できます。当社でももちろんWebサイトだけでなく、スマホサイトも対応しております。お気軽に当社にお問い合わせください。