2018.05.21 | 海外マーケティング
世界人口数第2位のインド。訪日客として意識すべき?~Vol.1 インドってどんな国?~
訪日外客数の国別訪日ランキング上位を占めるアジア諸国。その中でも中国の人口を2030年までには追い越すであろうと言われている「インド」は、訪日外客として隠れた市場なのではないのかと仮説を立ててみました。
様々な統計データを参照して、「インド」には商機があるのかをこの連載では紐解きたいと思います。
初回となる今回は、インドの概要についてふれていきたいと思います。
上記表で見て取れますように非常に大きいスケールの国となっています。
GDPは世界第7位と世界的にも上位ですが、一人当たりに換算すると世界第145位と大幅に下がってしまいます。インターネット利用者も上位ですが、インターネット普及率という点でみると約35%となり、こちらも世界的に下位の方にランキングしていまいます。
使用言語については連邦で認められているのだけでも22言語もあり、初対面ではとりあえず英語で挨拶する事が多いそうです。2005年に実施されたインド人間開発調査(IHDS-2005)によると、英語話者は「流暢にできる」と「少しできる」あわせて全体の約20%となっています。学歴による差が顕著に出ていて、大学以上を卒業したものは約85%に上るのに対し、初等教育の一部が最終学歴者は約1%という結果になりました。
一見華々しく見える数値ではありますが、視点を変えると随所に貧困の差があるのが見てとれますね。
次回は、どのくらい貧困の差がありその中でも外国旅行者はどのくらいの人数なのか、日本への興味はあるのか等を調べたいと思います。