CJコラム

検索はどう変わる?Googleのスピードアップデート

Googleがスピードアップデートを導入し、2018年7月からモバイルのページ表示速度をランキング要因に含むと発表しました。
Googleの検索アルゴリズムは常にアップデートされ続けています。
特に有名なアルゴリズムの更新に、パンダアップデートとペンギンアップデートがあります。

・パンダアップデートとは・・・
日本では2012年7月から導入された、低品質なコンテンツが検索結果上位に表示されにくくするためのアップデートです。ページをコピーして作られたサイトや、内容が乏しいサイトなどの検索順位を下げることを目的としています。

・ペンギンアップデートとは・・・
2012年4月から実施された、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているコンテンツ、スパム行為などで低品質なリンクを受けているコンテンツが検索結果上位に表示されにくくするためのアップデートです。スパムサイトなどの検索順位を下げることを目的としています。

では、スピードアップデートが実施されるとどうなるのでしょうか。

これまでは、デスクトップ検索もモバイル検索も、デスクトップ向けページの表示速度データで判断していました。
しかし、このアップデート後はデスクトップ向け検索はデスクトップ向けページの表示速度データ、モバイル検索はモバイル向けページの表示速度データで判断するようになります。もしモバイル向けに、以前ご紹介したAMPhttps://citrusjapan.co.jp/column/cj-column/w003_201712.html)の対応ページを公開していれば、そのページのモバイル検索ではAMPの読み込み速度が対象になります。

Googleの質問回答によると、AMP対応という理由だけで有利になるわけではないということですが、同条件で速度を比較されるのであれば、今後はAMP対応のサイトが有利になる可能性があるかもしれません。また、デスクトップとモバイル向けを1ページで包含するレスポンシブデザインですが、適さないページを安易にレスポンシブデザインにした場合、今後のモバイル検索では不利に働くかもしれません。デスクトップとモバイルのどちらのコンテンツも含むために、きちんと設計をしなければモバイル向け表示速度が遅くなることがあるためです。

Googleは、良質なコンテンツをより正確に評価するためにアルゴリズムの改善を日々行っているのです。ユーザーから見て良質なコンテンツを提供できるように心がければ、検索結果に反映されることでしょう。

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