CJコラム

間違いやすい英語の表記・句読点編

皆さんは、カンマやピリオドなどの句読点の位置に悩んだことはありませんか?
そう、「句読点はクォーテーションマークの外側に置くか、内側に置くか」問題です。
実はどちらかが間違いというわけではなく、これはアメリカ英語とイギリス英語の違いによるものなのです。細かいルールはあるのですが、ここではざっくりと違いを紹介します。

 

アメリカ英語 

⇒カンマやピリオドをクォーテーションマークの内側に置く

“First pitch, full swing,” Ohtani said in English. “That’s it.”

メジャーリーグのオールスターゲームに出た大谷選手は第一打席の前にこう宣言しました。
「1球目をフルスイングするだけ。」
宣言通り、見事ヒットを放ちました。

カンマとピリオドはクォーテーションマークの内側におさまっています。

 

イギリス英語 

⇒カンマやピリオドをクォーテーションマークの外側に置く

He wrote, ‘I found a cherry pie’.
He wrote, ‘I found a cherry pie’, which seems to suggest he ate it.

チェリーパイを見つけて、しかもそれを食べたらしい人の話です。
カンマとピリオドはクォーテーションマークの内側におさまっています。
ここでクオーテーションマークがシングル (‘) になっているのにお気づきでしょうか。
イギリス英語ではダブルクオーテーションマーク(“)よりもこちらが良く使われます。

ただし、句読点が引用句の一部となっている場合では、これに限りません。

 

Outgoing British Prime Minister Boris Johnson has given his last Prime Ministers
Questions, telling his MP’s ‘Hasta la vista, baby.’

イギリスの首相が退陣のスピーチで議会で放った一言。
‘Hasta la vista, baby.’ (あばよ、ベイビー)これを完結した一文とみなして、ピリオドはクオーテーションマークの内側に置かれています。

 

同様に、引用した部分にクエスチョンマークやエクスクラメーションマークが元々ついている場合も、クオーテーションマークの内側に置きます。

 

He shouted, “Hooray!” (「イエーイ!」と彼は叫んだ)

She looked at me and asked, “What is your name?” (彼女は私を見て「お名前は?」と聞いた。)

 

たとえメインの文と引用部分の両方が疑問文でも、クエスチョンマークはひとつだけでOKです。

Who asked, “Are we there yet?” (「まだ着かないの?」と聞いたのは誰ですか。)

 

アメリカ式とイギリス式のどちらを使用してもよいですが、同じ文書の中ではルールを統一させるように気を付けましょう。豆知識として、皆さんのお役に立てればうれしいです。

参考

Does Punctuation Go Inside Or Outside Of Quotation Marks?https://www.thesaurus.com/e/grammar/does-punctuation-go-inside-or-outside-quotation-marks/

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